第297話

愛が故に
8,530
2020/09/20 06:50



佐久間side



















あなたがスマホ忘れて取りに行ったんだけど


ストーカーの事もあるしすごく心配


車の中では結局誰も聞けなかったし、、、


すぐ戻ってくるだろうと楽屋に行かないで


あれから動いてないんだけど、遅い


なんか嫌な予感するんだけど


俺の予感結構当たるんだよ、嫌なことに限って


































『俺下降りてあなた見てくる』


岩本「待って佐久間、俺も行く」


深澤「俺も」


阿部「なんか嫌な感じするんだよね」


向井「阿部ちゃんも?俺もやねん」


宮舘「なんも無ければいいんだけど」


渡辺「降りるか」


目黒「ほんとに怖いわ」


































俺だけじゃなかったみたい


でも今はみんながそう思う方が怖いよね


外に出るとあなたが男性といたけど


なんか普通じゃない


待って、首締められてる


そうとわかった瞬間、あなたの元に駆け出した

































『あなた!!!!!!!』


雪風「げほっ、げほっ、、ぁ“、、、、」


『大丈夫、じゃないよね、あなた!!!』


深澤「阿部ちゃん救急車呼んで!!!!」


阿部「分かった、!」


岩本「目黒AKBに連絡!!!」


目黒「はい、!!!」


向井「あなた、?あなた!!」


宮舘「2箇所も刺されてる、」


男性「俺もすぐ死ぬから、2人で地獄に行こうね」


岩本「お前、何言って、!」


渡辺「やめろ!!!!!!」


『まじ、かよ』


雪風「、、、死なないで、、、死なないで、
お願いだから、!!死なないでよ、!!!!」


雪風「救急車、!!!!!!!!」


































男性が首を切った


血が吹き出して、俺らの服に血が飛んできた


こんなの、映画やドラマでしか見た事ない


あなたは倒れた男性の元に行って


止血しようとしてるけど意味もなく血塗れになってる


あなただって刺されてるんだから危ないのに


自分より人の心配してる


今は自分の心配してよ


あなたが倒れ掛けたから支えてるけど


目が虚ろで体も動いてなくて、ねぇ死なないよね?


雪風あなたが死ぬわけないよね?


俺のボロボロ零れる涙を拭ってくれようとしたのか


俺の頬にそっと触れて笑った


































雪風「あ、りが、、と」


雪風「だい、、す、き、、だ、よ」


『あなた?しっかりして!あなた!!』


向井「あなた!そんなこと言わんとって!」


深澤「あなた絶対死ぬなよ!!!!」


目黒「あなた!!死んだら許さねぇよ!!」


渡辺「起きろ!!!あなた!!!」


宮舘「起きてよあなた!!!!」


岩本「救急車まだかよ!!!!」


阿部「もう少しで着くはず、!!」


秋原「何があった!!!」


冬木「あなたは?!」


阿部「2箇所刺されて意識ないっ!!」


秋原「ラウールに連絡は?」


阿部「まだ、」


『お願いだから死なないで、、、生きて、、』


渡辺「救急車来た」


岩本「俺と佐久間であなたの方に乗る」


宮舘「俺は男性の方に乗るから着いたら合流しよう」


秋原「後は車で病院まで乗せる、琴乃、運転できる?」


冬木「大丈夫、」


秋原「俺は残って色々やるから、後は頼んだ」
































なにさっきの、ほんとに死んじゃうみたいじゃん


やめてよ、あなたはまだ生きるんだよ


俺らと一緒に生きて、ライブして、


ファンの方幸せにするんだよ


握ってる俺の手は震えてて


その上から照の手が重ねられてる


自発呼吸が弱く、意識もないし出血量がかなり


危ない状況だって言われた


病院に着くなり緊急手術室へ運ばれた


俺らはその前で祈ることしか出来ない


死なないでよ、俺を残して逝かないで


あなたがいなくなったら俺はどうすればいいの?


お願いです神様


俺からあなたを奪わないで下さい
















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