第318話

雪の降る日に
5,527
2021/01/26 15:37



あなたside

















『さっくん、お散歩行こ』


佐久間「あなた時計見て、今何時?」


『深夜2時』


佐久間「外寒い、夜遅い」


『だって今日雪降ってんだよ?!?!』


佐久間「え〜、、、」


『行こ、まじ、絶対ロマンティックだよ』


佐久間「もう、ちょっとだけだよ?」


『ありがと笑』


佐久間「ちゃんと暖かいの着て!!」


『はーい!』



































どうも〜、雪風です!!


今日は東京にも雪が降っております!!!


Snow Manだし、雪風だし、見ない訳にはいかない


ってことでさっくんとちょっとお散歩


無理矢理お願いしたら着いてきてくれるの


そういう優しいところ凄く好きだよ


できるだけ暖かい服着て軽くパウダーとリップもして


いざ!!お外へ!!



































『さむーい』


佐久間「そりゃそうでしょ笑」


『さく、手』


佐久間「はい、やっぱりあなたは可愛いね」


『さくもかっこいいよ』


佐久間「甘えたい時は俺の事さくって呼ぶでしょ」


『なんかそっちの方が言いやすいんだもん』


佐久間「大介は?」


『やだ』


佐久間「なんで〜、、俺のじいちゃん泣くよ」


『なんか呼ぶの恥ずかしいんだもん』


佐久間「翔太も照も康二も下の名前だよ?」


『それとこれとは違うの!
下の名前とか今更感あって言えない』


佐久間「いつかはちゃんと大介って呼んでね」


『ん、頑張る』


佐久間「雪綺麗だね〜」


『ね、めっちゃ綺麗だね』


佐久間「鼻と耳赤くなってるよ」


『だって寒いもん』


『そういうさくも赤いよ笑』


佐久間「へへっ笑 公園でも寄ろうか?」


『その前にコンビニ行ってあったかい飲み物かう』


佐久間「りょーかい」



































寒空の下、雪の降る中を手を繋いで歩くのが


何だかくすぐったくて嬉しくて自然と笑顔になる


寒くて耳も鼻も赤くなって白い息が出るけど


繋いでる手がすごくあったかい


コンビニ行ってあったかい柚のやつと肉まんを1個


公園向かってのんびりと歩いてる


周りの家は流石にもう電気が消えてて


ぽつぽつある街灯が照らす私たちしかいない道


ぎゅっと握る手に力を込めるとさっくんの口角が


キュッと上がったような気がした


いつもの公園のベンチに座って肉まんを半分こにした


熱い、けどめっちゃ美味しい



































『美味しい』


佐久間「肉まんって半分にしたほうが美味しいよね」


『それな?めっちゃわかる』


佐久間「はい、肉まん半分こ記念日で写真撮ろ」


『何それ笑』


佐久間「いーから!はい、チーズ!」


『フラッシュ眩しいわ』


佐久間「へへ笑 ごめんごめん」


佐久間「あなた飲み物ちょーだい」


『ん、どーぞ』


佐久間「関節キス抵抗無くなった?」


「だいぶ前からね」


佐久間「俺以外とはダメだよ!!!」


『する気ないよ、さっくんだけだもん』


佐久間「んふふ笑 俺もだよ」


『さて、そろそろ帰りますか』


佐久間「その前に、」


ちゅっ


佐久間「ん、帰ろっか笑」


『さっくんには敵わないな〜笑』


佐久間「隙ありだったよ笑」


『なんかよく分かんないけど悔しい!!』


佐久間「じゃああなたからちゅーして?」


『それはさ、なんか違うじゃん?しかも外』


佐久間「なんで?誰もいないし撮られたって
問題になることはしてなくない?」


『それでもやだ、家帰ってからなら、考えてあげる』


佐久間「約束だぞ!!」


『考えるってだけだからね!』


佐久間「そうとなれば早く帰ろ!!」


『もう!!待ってよ!!!』



































スキップしながら私の手を引っ張ってくけど


私からするなんて言ってないからね!!!!


なんて思ってるけど結局負けてするんだろうな笑


お散歩楽しかったし肉まん美味しかったし


雪綺麗だったし、これで今日頑張れる


暗くて見えにくいけどニコニコしてるんだろうな


さっくんを見て、声を聴いて触れる度にまた恋して


ほんとに一生恋し続けると思う、その自信がある笑


過去も全部好きだけど、やっば今が1番かっこいい


家に着いて寝る準備してってするうちに


珍しくさっくんが先にソファで寝ちゃってた


毛布をかけて寝てるのを確認してから


聴こえないだろうと『大介』と呟いて


そっとキスをした


柔らかくて、優しくて、少し暖かかった


あったかいほっとゆずはもう冷めていて


ほんの少しだけ温もりを保っている


甘くて優しくて、ちょっと酸っぱい


そんな2人になれたらいいね、なんて思いながら


私も隣で浅い微睡みについた















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