あなたside
『洗い物ありがと〜』
目黒「カニのお礼」
『貰い物だけどね笑』
目黒「ビール飲む?」
『飲む〜』
目黒「はい」(ほっぺにぴとっ)
『つめたっ!!』
目黒「髪乾かそっか?」
『あ、お願いしていい?』
目黒「いいよ」
プシュッと音を立てて開けた缶を持って
めぐの足の間に座る
いつもさっくんだから小さいけど
めぐは大きくて包みこむように髪を乾かしてくれるの
それがなんか安心できてすんごい眠くなるんだが
ビール飲むけどなんか苦いんだよなぁ、、、
目黒「はい、大体乾いたよ」
『ん、ありがと』
目黒「あなた、ビール苦手?」
『え?そんな事ないけど』
目黒「いいよ、俺飲むから他の持っといで?」
『ありがと笑』
『ほろよいある!!!』
目黒「好きなの飲んで〜」
『確か柿の種あったはず、、、ほら!』
『で、チーズもあったし、ナッツもある!』
目黒「凄いあんじゃん笑」
目黒「後でワイン飲んでみる?」
『うん!』
『映画見よーよ!』
目黒「明日朝ゆっくりだもんな」
『なに見る?』
目黒「なんでもいいよ」
『んー、マスカレードホテルは?』
目黒「お!いいじゃん!見よ!」
9時すぎで時間もあるし木村拓哉さんの
マスカレードホテル見ることにしたの〜
ほろよい好き、丁度いい
足寒いから毛布持ってきて、
めぐにくっついて広いソファに体育座りしてます
電気も暗くして映画館みたいな雰囲気作って、、
うむ、こういう夜も悪くない
目黒「俺にも毛布掛けてよ〜」
『めぐ寒くなさそうなんだもん』
目黒「寒いの?俺にもぴとってくっついてるけど」
『ちょっとね』
目黒「足の間来る?」
『ううん、これでもあったかいから大丈夫』
目黒「そっか笑」
目黒「毛布掛けていい?」
『いいよ』
目黒「なんか付き合ってるみたい」
『ね〜』(肩ズン)
目黒「そこで寝ないでね?」
『まだ寝ないよさすがに、ほろよい貰うね〜』
目黒「どうぞ〜、あ、俺にもビール取って」
『はーい』
冷蔵庫からほろよいとビールを出して
また同じようにめぐの隣に座る
2人揃って3本目ってね
今みんな何してるんだろ〜
と思ってスマホ開くとLINEの通知えぐいんだけど!
え!なに!こわ!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!