第304話

愛が故に
7,407
2020/12/12 09:24



佐久間side



















あれから何もなく、事件から1週間がたった


昨日は嵐さんがお忙しい中来てくださってたんだよ


少しの時間だったけど、皆さん凄く心配してた


あなたは何を考えているんだろ


なんも考えてないの?


今日は皆やることがあって全員集まるのは夕方ぐらい


あなたのお母さんにも指摘されたけど


自分でも痩せてってると思う


毎回そうだよ、あなたが1番大変なのに


あなたばっかり辛い思いする


神様は意地悪なのかな


































阿部「さーくま、大丈夫?」


『阿部ちゃん、大丈夫だよ』


阿部「もはや佐久間いすぎて家だよ」


『そうかも、』


阿部「お昼、買ってきたけど食べれそ?」


『ちょっとなら、』


阿部「そっか、食べれる分だけ食べて」


『ありがと、いただきます』


阿部「召し上がれ」


『ん、うま』


阿部「よかった笑」


阿部「俺ら、何回こういう状況
経験すればいいんだろうね」


『少なくとも3回はある』


阿部「死ぬんじゃないかって、失いそうになって
やっぱりあなたが1番大切なんだってわかる」


『あなたが幸せならそれだけでいい』


『あなたが望むんだったら俺は自分を押し殺すよ』


阿部「分かるよ、まあ、
2人が別れるなんて絶対ないだろうけど」


『俺なんてもう何年恋してるか』


阿部「意外とあなたがどうだったのか
俺ちゃんと聞いたことないな〜」


『待って、俺も』


































出会ったころはずっと妹なんだなって思ってた


ふっと笑った顔、優しい性格、


ちょっとトゲのある毒舌っぽいとこもある口調


気づけば全部が愛しくて可愛くてあなたを愛してた


阿部ちゃんと話しながらみんなが来るのを待っていた


夕方になって全員揃ってあなたを囲んで


今日こんなことがあったんだよって報告


その時、触れていた指がピクっと動いた


あなたの顔を見ると少し目が開いていた


































雪風「ジャ、ニー、、、さ、」


『あなた?』


雪風「さ、、く、ん、、」


『あなた!!!!!!!!!!泣』


深澤「ちょ、ナースコール!!」


岩本「ふっかそこにある」


深澤「あ、ほんとだ」


冬木「あなた、分かる?」


雪風「こと、、の、?」


ラウール「あなたちゃん!!!!泣」


雪風「ら、う、、笑」


ラウール「なんで笑うの!!?!?泣」


阿部「あなたおかえり」


『た、だい、、ま笑』


渡辺「ほんっっっっっっとバカ」


目黒「もう無理かと思ったじゃん、泣」


宮舘「あなたが無事でよかった、、、」


岩本「あなた、よく頑張ったな」


深澤「まじで心配したんだかんね?」


雪風「ご、、めん」


ラウール「謝んないで!!泣
あなたちゃんは生きててくれればいいから!!泣」


『あなた、おかえり!!!おかえり!!泣』


































おきた!!!!!!!!!!!!!


嬉しくて、ただ嬉しくて、泣きまくって


あなたには抱き着けないから


隣にいた阿部ちゃんを抱き締めてた()


ラウも泣いてたしめめも他のメンバーだって涙目だし


とりあえず、生きててくれてありがとうだよ


先生が色々やってくださって点滴以外の管も外れた


流石に1週間寝たきりだから体なまってたらしくて


動きにくそうだったけど、それすら可愛くて


ほんとに俺、あなたじゃないとだめなんだ


事件のことを聞いたあなたは


だいぶショック受けてたし、なんだか苦しそうだった


これからは体調を見ながら仕事の再開目処を立てて


ってあなたはすぐにでも再開する気満々だけど笑


ジャニーさん、何かしてくれたのかな


ありがとう、あなたを守ってくれて


ありがとう、戻ってきてくれて


そう思っておでこにキスを落とした



































ねぇ、あなた


もう俺の隣からいなくならないで














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