202x年 8月12日午後8時21分
「映画楽しかったね〜♪」
佐久間「ね!最高だったわ〜」
さっくんが見たがっていたアニメ映画を見終わり、映画館を出るとすっかり日が沈んでいた。
佐久間「ご飯どうする?食べてく??」
「いや、今日はお家で食べたいな。」
佐久間「じゃあピザでも頼んじゃう!?」
「いいねぇ!!」
きゃっきゃと夕食の話題で盛り上がりながら、車に乗り込んで自宅へ走る。
「Mサイズ2個でいい?」
佐久間「うん」
「飲み物は〜?」
佐久間「オレンジジュースで」
「お子ちゃまか笑」
夕食を注文してスマホをしまう。
運転している彼の事をジーッと見つめていると、赤信号で目が合った。
佐久間「何?笑」
「んー?何でもないー」
佐久間「えーなんだよぉ」
そう言って彼は頬を膨らませたけど……
“見惚れてた” なんて言ってあげないもんねーっだ。
地震発生まで残り20時間…
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。