第3話

#3
1,565
2020/11/12 11:50
202X年 8月12日午後11時21分



佐久間side



「雪?」




あなた「ん…」




「眠いの?」




あなた「…ね、むくない…」





夕飯を食べてお腹一杯になって、お風呂も入って温まった雪の様子がおかしいです…笑




どうやら眠くなっちゃったみたいで、さっきからソファーで俺に寄りかかってスマホを弄ってる。





「なーに見てんの?」




あなた「来週の…スケジュール…」





必死にカレンダーに何かを打ち込んでるけど、眠気は限界みたいで、もう目がトロンとしてる。





「眠いんでしょ?そんなんで間違えても困るからもう寝よ?」




仕事に真面目な雪はには「間違えたら」という言葉が効いたみたいで、コクリと頷いた。




「ほら、ベット行くよ?」




雪「歩けなぁい…さっくん、お姫様抱っこして…?」





上目遣いで俺を見る雪に負けた。




俺はきっと一生彼女のあざとさには勝てない。






「しょうがないなぁぁ笑」





優しく雪を持ち上げ、ベットに運んで布団を被せる。





「おやすみ…雪」





目を閉じた雪の唇に触れてから、スヤスヤと寝息をたてて眠りについた雪の寝顔を見つめた。





「ふふ、大好きだよ」





気持ちよさそうに眠る雪を見ながら、俺も吸い込まれるように眠った。




































                                

































                                地震発生まで残り15時間……


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