深澤side
爆発…?
深澤「おい、どういう事だよ!?さっき3人とも無事って言ったじゃねえかよ!」
思わず照の胸ぐらを掴む。
照「…」
照は何も言わない。ただ虚な目を泳がせるだけだ。
あなたが視界の端に映る。
あなたは必死に冷静を取り繕っているように見えた。
目黒「それで…今佐久間くんはどこに?」
いち早く落ち着きを取り戻した目黒が照に問いかける。
照「あ、あそこの中…」
目黒、あなた、深澤「!?」
照が指さしたのは…
メラメラと赤い炎をあげる半壊したビルだった…
頭が真っ白になった俺の耳に、照の声はやけに鮮明に届いた
照「俺の…せいだ………!」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。