第83話

潜入調査
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2021/03/18 08:00
NOside


その後け結局あなたは一人でシャワーを浴び、

火華はだいぶ不貞腐れていた。


プ「私が誘ってやったのに

結局一人で入りおって…」


あなた『まだ不貞腐れてんですか。

別にいいでしょう一人で入ったって。』


今あなた達は大隊長室にいる。


桜「悪いなあなたまだ髪乾かしてないのに

呼び出しちゃって。」


プ「全くだ!髪は女の命なのだぞ。」


あなた『いや別にいいですよ。』


あなたはシャワーから出てすぐ呼ばれたので

まだ少し髪が湿っぽい状態だった。

また、前髪を両方下ろしているため

ぱっと見は別人だ。


森「お前髪下ろすと陰キャ感凄いよな。」


森羅が揶揄うと無言であなたに

ドスッと肘で小突かれた。


森「ごふっ!い、痛え…」


あなた『それで、話ってなんですか?』


あなたは痛がる森羅を無視して桜備に催促する。


桜「あぁ、それなんだがな…」


桜備が話したのは

新人研修配属制度についてだった。


あなた『…つまりその新人研修配属制度を使い、

第一に探りを入れると…』


桜「そういう事だ。」


プ「なるほど…ゴリラにしては考えたな。桜備。」


桜「森羅、アーサー、あなた。

お前たち三人に第一の潜入調査をしてもらう。」


その言葉に森羅は少し驚いた表情をする。


森「第一の潜入調査、俺達が。」


火「第一の管轄内、第一には人工的に焔ビトを

作り出している人物がいるかもしれない。

そいつの手がかりを掴んでほしい。」


桜「人体発火解明の重要な任務だ!

頼んだぞ!三人とも!」


森羅は人が人体発火を起こしているかもしれない

ということに強い憤りを感じているようだった。


森「もし本当に、人が人体発火を

起こしているとしたら許せねぇ!!」


プ「第八だけでは不自然に思われるかもしれない。

うちからも隊員をだそう。

つてのある隊にも当たってやるよ。」


そう言うと火華は大隊長室から出ていった。


あなた『(もし、"奴ら"が特殊消防隊の中に

紛れ込んでいるのだとしたら。

……………面倒なことになったなぁ。)』


そう考えるあなたのまだ少し濡れた髪から

一雫ポツッと雫がたれていった。


あなた『(…髪、乾かさなきゃ。)』




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