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第2話

榊 夏樹という人物
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2018/07/17 13:07
その日の昼休み。つまり、ボランティア委員初の集まりだ。これから8月31日の白倉祭りまで、このメンバーと地元の自治体で活動して、祭りを盛り上げる準備をしていく。

ようは、今日はボランティア委員だけの顔合わせだ。
榊 夏樹
ねぇ、須藤さん!
須藤 綾
は、はい!なんでしょうか!?
クラスの関係で、隣の席に座った榊くんが話しかけてくれる。
榊 夏樹
ははは。そんなにびっくりした?
須藤 綾
すみません…少しぼーっとしてて。
榊 夏樹
確かに、最近すっごく暑いからぼーっとしちゃうよね。
須藤 綾
今日も、37度近くになるらしいですからね。
榊 夏樹
そうだ、須藤さん。
須藤 綾
はい。
榊 夏樹
同級生なんだから、敬語、やめない?
これから祭りまで一緒に活動するんだし、堅苦しいのはなしの方がやりやすいでしょ?
須藤 綾
そうですね…じゃなくて、そうだね。
榊くん、改めてこれからよろしく!
榊 夏樹
うん、よろしく!


今まで、なんとなく話しかけにくいと榊くんとは距離を置いていた。というよりも、彼は人気者で、基本的に周囲には人がたくさんいたから、という理由の方が強かった。

現に、今日まで話した回数なんて数回だし、話したと言っても殆ど業務的なことだけだった。



(やっぱり、明るくて話しやすい人なんだな。)


私が彼に抱いた最初の第一印象は、“明るくてみんなの人気者”だった。

彼の机の周りでは常に笑顔が絶えないし、先生とも親しそうに話している。



これから、ボランティア委員をやるにあたって、少し人見知りな私にとって、話しやすい榊くんは、仕事がやりやすいだろう。








(榊くんがボランティア委員になってくれて良かった…かも?)









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