第72話

ハジマリの紙切れ
21,315
2023/03/15 09:47













あの後。
何とか3人が蜂楽を止めてくれたおかげで
なんとか事態は終息した。













静まり返った部屋の中、
寝返りを打った私の体の何処かから
「クシャ」っという音が鳴った。













あなた 「 …………? 」














音の主を探そうと布団の中をゴソゴソと漁る。
すると手に何か紙のようなものが当たった。













私はその紙らしきものをごそっと取りだし、
眠い目をこすって確認した。













あなた 「 "親愛なる萃・あなたへ "? 」















時計を見ると 1:28分。
明日でいいかとも思ったが
なにか重要そうな感じがしたので今読む事に。
















暗い中では見えないので、
ここから少し歩いたところにあるベンチに
音を立てないように、ゆっくりと向かった。

















ベンチに座り、明るい中で再び手紙を確認する。
少し色褪せた茶色をした封筒に、
綺麗な文字で書かれた 「 親愛なる萃・あなたへ」













私は、丁寧にテープが貼りつけてある封を
ビリビリと破き、その中にある何枚かの紙を
取り出した。











あなた 「 うわっ、多! 」














折り畳まれてしまわれていた手紙を開くと、
パッと見5枚程度の書状。
その1枚1枚にぎっしりと文字が書き込まれている。
















未だ差出人が不明な手紙に少し身構えながらも、
私は1枚目と思われる手紙を恐る恐る読み始めた
 作
  なんと次回はリアル立川が書く      
差出人不明の手紙です。( いらない演出 )
 作
      察しがいい人は誰からか分かるかも……    

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