その日の青葉城西にて
及川
ふんぬふ〜ん♪
岩泉
おい、グズ川。
夜更かしすんじゃねーぞ。
及川
ん、わかってるよ〜!
心配性だなぁ岩ちゃんは!
岩泉
あ゛?
うるせぇさっさと帰る準備して帰れ。
及川
はいはい、分かりましたよ〜。
準備出来たし帰るとするか、
じゃーね岩ちゃん、また明日〜
岩泉
おう。明日な。
こうして及川は部室から出て、校門に向かって歩き出した。
校門の近くには何やら雑談をしている生徒もいた。
及川
…
( こんな時間なのにまだ帰らないのかな、)
モブA
え、まじさ、烏野うざくね?
モブB
え、それわかる。
ダントツうちの方が強いのに調子乗りやがって。
及川
…
( ん?烏野の話だ。何話してんだろ。ちょっと聞いてみよ。)
モブA
あれだろ?烏野の9番、影山だっけ?
あいつ及川のライバルだろ。
モブB
そうそう。
後輩の癖にちょっとイキってんだよな
及川
… !
( は?飛雄 の 悪口 、?ていうかあいつらバレー部じゃないよね? )
モブA
ちょっと、ここは俺らがいっちょしめちゃいますか
モブB
んだな、でもどーやってしめんだよ。
及川
ちょっと、さっきから会話丸聞こえなんだけど。
飛雄に何するつもり?
モブA
げ、及川。
…別に、烏野よりうちの方が強いのにうぜぇなって話。何もしねぇよ。
及川
ほんと?ほんとに何もしない?
モブB
ふはwwほんとほんとww何もしねーよwww
及川
…なんか余計なことしたら許さないからね。
モブA
あーはいはい、分かりましたよ。
行こーぜ、
モブB
ん、おう。
及川
あ、ちょっと!まだ話し終わってないっ!
2人は走り去って行った。
及川
くっそ、なんでだよ。
……飛雄のとこ行った方がいいの?
………でもなんか嫌、、
でもこーゆー時は!守んないとね!仕方ないから行ってやるよ!へっ!!
もう下校時間は過ぎてるだろうし、まだ居るかは分からないけど、一応念の為に。
先程のことも影山に忠告しておかないと影山の身が危ない。影山のことは嫌いなはずなのに、何故か守りたいと思ってしまう。それがとても悔しかったが、今はそれどころじゃない。及川は烏野へ向かって走った。
及川
…飛雄、久しぶり。
影山
お、及川さん…?
どうしたんですか。
以下前話参照。
つきほたる。
閲覧ありがとうございます!!
つきほたる。
この話は、第1話の及川saidとなっております。
是非第1話から読むことをおすすめします。
つきほたる。
次話は第2話の影山saidとなります。
つきほたる。
楽しみに待っていてくださいね☺️☺️
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。