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第21話

夢へのトビラ
971
2020/05/23 23:00
あなた
んっ…朝…?
川西賢志郎
あ、起きた?
あなた
賢志郎.......さん.......?
目が覚めると、既に賢志郎さんは起きていて着替えを済ませていた。
あなた
はっ!すっ、すみません!急いで支度します!
川西賢志郎
ええよゆっくりで、俺たまたまはよ起きただけやし(笑)
あなた
起こしてくれたら良かったのに...
川西賢志郎
あんな気持ち良さそうに寝てたら起こせへんよ。
あなた
あんなって....わっ、私変な顔で寝てました!?
川西賢志郎
ほんま、無防備にも程があるわ
あなた
(うわぁぁっ!絶対変な顔で寝てたに違いない!恥ずかしい!)
1人で焦っていると、賢志郎さんは私の顔の前にスマホをみせた。

そこには私の寝顔を撮った写真が。
川西賢志郎
...こんな可愛い顔で寝てたら起こせへんやろ?ニヤッ
あなた
っ...!!ちょ、何勝手に撮ってるんですか!?消してくださいーっ!
私が賢志郎さんのスマホを奪おうとしたときー
あなた
ひゃっ!?
バランスを崩して前につんのめってしまった。
あなた
ってて.......
そっと目をあけると、賢志郎さんの顔があった。

バランスを崩して賢志郎さんを押し倒した状態になってしまっていたのだ。
あなた
ごごごっ、ごめんなさいっ!!
急いで起き上がろうとしたとき、グィッと手首を掴まれて唇に柔らかな感触がした。
あなた
なっ.....!!??急にびっくりするじゃないですか賢志郎さん!
川西賢志郎
『賢志郎くん』って呼んでや、昨日みたいに。
そう言われて昨夜の事を思い出し、顔が真っ赤になる。
川西賢志郎
せやないと消さへんで...??ニヤニヤ
あなた
っ.......!!
け、賢志郎.......くん
川西賢志郎
.......あかん自爆や
あなた
えっ?
ぱっと彼の顔をみると手で目元を覆って顔を赤くしていた。

.......賢志郎さんが照れてるのは意外とレアかもしれない。
川西賢志郎
はい、じゃあこの写真は消しときまーす
あなた
当たり前ですっ!


そうして私たちはチェックアウトを済ますと、新幹線に乗って東京へ戻った。
あなた
なんだかあっという間でしたね
川西賢志郎
ほんま。充実してたわ久しぶりに
あなた
また明日からお仕事ですもんね
川西賢志郎
そやねん。あなたはバイト?
あなた
いえ、明日は大学なんですけど…
私はふとある話が頭を過ぎった。
川西賢志郎
…なんかあったん?
あなた
あの…実は私、海外留学について考えてて。
川西賢志郎
海外…留学…?







ーそれは、年末前のこと。





ある日、私は大学の先生に呼ばれた。
教授
あなたさんはこの先についてどう考えているんだい。
都内の美術大学に通う私は、日々美術について専門的に学んできた。
そして、私には誰にも言っていない秘めた夢があった。
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あなた
私、デザイナーになって、和牛さんの漫才スーツをデザインするのが夢なんです!
川西賢志郎
へぇーっ!デザイナーかぁ。ええやん!
あなた
でも、その夢を叶えるためにも、海外留学して色んな世界の美術について触れるのも大切だと思ったんです。
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目の前に差し出されたのは、海外へのパンフレットだった。
あなた
海外留学…ですか?
教授
うん。いい経験になると思うよ。
あなた
でも、そんな資金家にはありませんし…
教授
ある程度なら奨学金制度もある。答えは今すぐにとは言わないよ。少しでも考えてみてくれ。
あなた
…わかりました。
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川西賢志郎
なるほどなぁ。もし留学するってなったらいつからなん?
あなた
それが、2月からなんです。
川西賢志郎
2月とかほんますぐやん!?
あなた
そうなんです。でも未だに迷ってて…しばらくはいないし…
川西賢志郎
え?
あなた
海外留学するってなると、結構な長期間向こうに居ることになるんです。それはつまり…その……
ぎゅっと拳を握りしめて、言葉を絞り出す。
あなた
賢志郎さんに、会えないからっ…
川西賢志郎
っ…
あなた
一緒にデートするのも、和牛さんの漫才を観に行くのも、しばらく出来ないなんて、考えるだけで辛くって…
私がブツブツ言っていると、賢志郎さんは真剣な眼差しで口を開いた。
川西賢志郎
アホ、そんなん絶対行くべきやっ。俺の顔とか声なんて、今の時代携帯あるしいつでも見れるやん?なっ?そんなんで諦めたらあかん!
あなた
っ…そう……ですよね。前向きに考えてみようと思います!
私は笑顔を作ってみせた。