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第19話

記念撮影
1,102
2020/05/03 12:09
それから私たちは、京都の定番スポットを歩き回った。
あなた
あっ、そうだ!
川西賢志郎
ん?
あなた
賢志郎さんっ!記念に写真撮りましょ!ここ綺麗な所だし、こっちバックにして!
川西賢志郎
ええな。あなたのそういう所若いなぁって思うわ笑
あなた
そうですか?笑ほら、撮りますよっ
「はい、チーズっ」




パシャッ


ーうん、いい感じ!
あなた
あの...これ、母に送っても良いですか?
川西賢志郎
あなたのお母さん?
あなた
はい、どうしても彼氏の顔が見たいってうるさくて....
川西賢志郎
全然ええよ!その方がお母さんも嬉しいやろし。
あなた
ありがとうございます!
さっそく母のLINEにメッセージを書き込む。


『旅行、楽しんでまーす✨』っと。
ポンッと写真とメッセージを送る。
あなた
これでよしっ。
川西賢志郎
ほなそろそろ時間やし、旅館向かおか。
あなた
はいっ!

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ヴヴツツ
ヒロインの母
あら、あなたからメールだわ。
あなたの母は携帯を手に取り、あなたからのLINEを確認する。
ヒロインの母
ふふふ♡楽しそうで何よりよ
写真をタップする。あなたの母は川西の顔を微笑みながら見つめる。
ヒロインの母
この子が川西くんねぇ、男前な彼氏じゃない.............
あなたの母は少し考えて呟いた。
ヒロインの母
..............この子.......
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しばらくして、私たちは宿泊する旅館へと到着した。
川西賢志郎
すみません、6時に予約していた川西です。
川西さんがチェックインを済ますと、旅館の中居さんが部屋を案内してくれた。
それにしてもすごく立派な旅館だな.......
あなた
わっ、見てください賢志郎さんっ!お魚泳いでますよ!
あなた
凄い!大きな露天風呂もありますよ!
川西賢志郎
あなた旅館来るん初めてなんか?笑笑
あなた
はっ、すっ、すみません。。つい舞い上がっちゃって.......
うぅ.......恥ずかしい.......

賢志郎さんも、中居さんにも笑われてしまった。

絶対子供っぽいって思われたに違いない.......


ー迷路のように長い廊下を歩き、中居さんに案内された部屋に入る。
あなた
わぁ....広々としていていいお部屋ですね!
川西賢志郎
せやろ?
「お食事の支度が出来ましたら、またお呼び致します。」と、中居さんは部屋をあとにした。
あなた
空気が澄んでて素敵な所ですね.......!
窓を開けて深呼吸をする。

外は緑に囲まれていて、川のせせらぎが心地よい。

賢志郎さんは私の横に並んで大きく伸びをした。
川西賢志郎
ほんまええとこやね。川も山もあって。誘って良かったわ!
あなた
ほんとにありがとうございます。東京には中々こういった所もありませんしね
川西賢志郎
せやなぁ、俺の実家の近くにもここの川みたいな綺麗な川が流れててん。
あなた
へぇー!それは素敵な所ですね!なんて言う川なんですか?
川西賢志郎
恩智川って言うねん。知ってる?
恩智川...................
川西賢志郎
ま、知ってる方が不思議やね(笑)
また大阪来た時にでも案内する!
あなた
恩智川...................
川西賢志郎
.......あなた?
あなた
...あっ、すっ、すみません!是非案内してください!賢志郎さんの育った街、すごく行ってみたいです
川西賢志郎
っ....そっか!
あなた
はいっ!
その時、ポケットに入れていた私の携帯電話が震えた。
あなた
あっ、すみません、母から電話です
川西賢志郎
うん、了解。
少しその場を離れて、電話に出る。
あなた
もしもし?
ヒロインの母
『あ、あなた?楽しんでるみたいね』
あなた
うん、今旅館着いて。
ヒロインの母
『写真見たわよ、随分男前な彼氏じゃない♡』
あなた
うん、すごくいい人だよ。お母さんも元気してる?
ヒロインの母
『うん元気。あ、そうそう!確か京都にいるんだっけ?』
あなた
そうだけど.......
ヒロインの母
『お土産、忘れないでね♡』
あなた
はいはい(笑)分かってるって!
ヒロインの母
『25歳、いい年にしてね。』
あなた
うん、ありがとう。
ヒロインの母
『...あ、そうそう』
あなた
何?
ヒロインの母
『あの川西くんっていう彼氏のことなんだけど.....彼ー』
母が何か言いかけた時。
川西賢志郎
あなた、夕飯来たよ!
あなた
あっ、今行きます!
あなた
ごめんねお母さん、夕飯準備できたみたい。またかけるね!
ヒロインの母
『え?えぇ.......』
電話をきり、運ばれた料理を見る。

そこには豪華な懐石料理が並んでいた。
あなた
あっ、あの、賢志郎さんっ!こんなに豪華なんて聞いてないです!!
私は小声ながら賢志郎さんに訴える。

彼はクスクスと笑って口を開いた。
川西賢志郎
あ、もしかしてこーゆーの初めてでびっくりしてる?そっか、まだ学生やもんな...
っ.......
なんか、サプライズでおもちゃを貰う子供みたいな扱い.......

私のこと、ほんとに1人の大人の女性として見てくれてるのかな.......
川西賢志郎
ほらっ、食べよ!
あなた
あっ、あの.......
川西賢志郎
ん?
あなた
これからは、そーゆーのなしで!
川西賢志郎
そーゆーのって?
あなた
その.....私ももう25歳で、立派な大人です!大学だって、もう時期卒業する予定ですし.......子供じゃありません!
川西賢志郎
っ.......ごめん、決して子供扱いしてるつもりはないんよ。ただ、少しでも誕生日を祝いたい!って思って内緒にしててん
あなた
へ.......?そっ、そうだったんですね.......
川西賢志郎
うん。なんか、前も同じこと言ってたな、あなた。
あなた
え.......?そうでしたっけ.......
川西賢志郎
うん。雨の中公園であなたが待ってて....車の中で話してた時。.....覚えてない?
そういえば.............







『かっ、川西さん、私のこと子供だと思ってたりしません.......?』

『え?どうしたん急に?』

『だって、私のこと凄く心配してくれるし、さっきも『ええ子や』とか.......』

『別に子供としてなんか見てへんけど.......。なんとなく、ほっとけへん子やな、とは思ってるかな。俺が守ったらなあかん!って。』
川西賢志郎
その時と同じ顔してる。
あなた
馬鹿にしてますよね
川西賢志郎
全然。可愛いなって。
あなた
っ....!!
川西賢志郎
俺、あなたのちょっとムキになった顔とか、嫉妬してる顔が好きなんよね〜
あなた
ドSですね
川西賢志郎
バレた?(笑)
あなた
バレバレですっ!



ーそうして私たちは美味しいご飯を堪能した。



しばらくしてお風呂の時間になった。

風呂は男女別々で、各自で入ることとなる。
あなた
それじゃあまた後でお会いしましょう!
川西賢志郎
うん、ゆっくりしてきてええしね。
あなた
賢志郎さんこそ。お仕事で疲れも溜まってるでしょうし、ごゆっくりなさってください。
川西賢志郎
ありがとう、ほな、また!
あなた
はい!
中へ入ると、ラッキーなことに誰もいなくて貸切状態だった。
浴槽も広々としていて、とても綺麗だった。
体を流してから浴槽へ浸かった。
あなた
気持ちぃ〜♪
ふぅ、と息を吐いて外を見る。
自然と夜のことを考えてしまう。
.......賢志郎さんは、どう思ってるのかな。
芸人さんと一線を超えること。肉体関係を持ってしまうこと。


ー私はもう仔牛ではなく、彼の彼女だ。
もちろん、私も心の準備はできている。
けど、私自身まだそういう経験はないし.......いざとなったとき、上手くできる自信が無い。

きっと、賢志郎さんは経験済みだろう。いや、そんな保証はどこにもないけど.......

賢志郎さんみたいな優しくて面白くてカッコイイ完璧な人、絶対1人や2人抱いたことあるはずだし、むしろない方がおかしいよね?
.......もし仮にあったとして、その今まで抱いてきた女性、どんな人だったのかな。
私じゃ比べ物にならないような色気のある綺麗な人だったんだろうな.......。
だってあの賢志郎さんだよ?

超ハイスペックな女性に決まってるじゃん.......
.......




.......
.......いや、もう考えるのは辞めよう。


ー私はお風呂をあがり、浴衣に着替えてロビーに出た。
あなた
(賢志郎さんまだかな.......)
辺りを見回すと、少し離れた所で煙草を吸っている賢志郎さんを見つけた。
でも、声をかけることが出来なかった。
なぜなら.......









.......すごく色っぽかったからだ。
濡れた髪に浴衣姿。煙草を吸っている彼の姿は今まで見てきた中でダントツで色気があってカッコイイ。




無理無理、カッコよすぎて近寄れない.......
私がつい見とれていると、ふと視線に気付いたのか賢志郎さんと目が合った。
同時にはっと我に返る。
あなた
すっ、すみません、お待たせしてしまって.......
近くに駆け寄って言うけど、ビジュが神がかっていて目が合わせられない。
あなた
どれくらい待ちました.......?
.......


しばらく間が空いても彼の声がしない。
ゆっくり顔を見上げると、彼は手で口元を覆っていた。
あなた
.......?賢志郎さん?どうかしました?
川西賢志郎
あかん、可愛い.......
あなた
へっ?
川西賢志郎
髪下ろして浴衣姿とか....反則すぎる。
普段髪を結っているから下ろしてる姿に驚いたのかな.......
川西賢志郎
あっ、ごめん!煙草の匂い大丈夫やった?
あなた
あ!はい!全然大丈夫です、父もよく吸うので慣れてて。
川西賢志郎
そっか、良かった。
あなた
お部屋戻りましょっか!
川西賢志郎
うん!


ーそうして、いよいよ初めての夜が訪れようとしていた。