第22話

入れ替わってる〜?!
2,028
2019/06/07 13:10

今回のお話は舞衣さんが提案してくださったお話です。


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いつもどうりの時間に目覚めた。

しかしいつもと何か違う。

部屋の中がタバコ臭い。

朝からタバコ吸うなよ〜。

いや、この匂いはこの部屋、私から出ている気がする。

いや、私タバコ吸わないからね?未成年だからね?

みんなは朝から稽古があるらしいけど

いっつもサボってるしお腹すいたから食堂へ行くために着替えようとした。

隊服をとるため立つといつもより目線が高い。

成長期なら有り得るんじゃね、という軽いノリでスルー。




隊服を見つけ手に取るといつもとデザインが違う。

ちなみに私の隊服はとっつぁんに頼んでアレンジしてもらっているんだ。

今手に持っている隊服は総悟兄たちが来ているやつだった。

間違えて置かれてるのかなと思ったが私の隊服が1枚もなかった。

さすがにおかしい。それにこの服からタバコの匂いそれにマヨネーズまで出てきた。

という事はトシ兄の部屋。

ていうか髪の毛が短くなってる!!

もしかして…と思い洗面所へDASH。

鏡を見ると…

そこにうつったのは私ではなくトシ兄だった。

入れ替わってる?!

おそらくトシ兄がはいってる私を探すことにした。

まずは部屋へ向かおうと歩き出した。

隊士
おはようございます。副長。
隊士
おはようございます。
あなた

えっと、おはよう。

沖田総悟
沖田総悟
土方さん朝から急いでどうしたんですかぃ。
朝稽古、土方さんが来ないって隊士たちが騒いでましたぜ。
あなた

し、仕事徹夜しちゃって…。



総悟兄に絡まれたら厄介だ。

今の私はトシ兄。殺されるかもしれないからだ。

猛ダッシュでその場を後にして私の部屋へむかった。






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土方side

今日も朝から稽古があるので早めに起きた。

着替えをとろうと立ち上がると、いつもより視線が低い気がした。

疲れてるのか?と思いその事はスルーした。

いつも置いてある場所に俺の隊服がない。

そこにあったのはあなたの隊服だった。

誰かが入れ間違えたのかと思ったが1枚も俺のものがない。

タンスの中にはあなたの隊服と女物の服ばかりだった。

今日は不思議なことが起こりすぎる。

頭をかくととサラサラヘアーになっていた。

さすがにおかしいと思い近くにあったあなたの手鏡をとり顔を見た。

そこにうつったのは俺ではなくあなただった。

う、嘘だ。 入れ替わってる…のか。

俺があなたになっているということは俺の体にはあなたが入ってんのか?

とりあえずあなたを探すために着替えて俺の部屋に向かった。

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あなたside


走って曲がり角を曲がると誰かにぶつかった。





あなた

うわわ。ごめんなさい。

土方十四郎
土方十四郎
いや、俺も前を見てなかったからな。


ビックリして顔を上げると
あなた

え!!私やん。

土方十四郎
土方十四郎
やっぱりか。
あなた

トシ兄なの?

土方十四郎
土方十四郎
あぁ。

やっぱり入れ替わってたんだ。

でもどうしよう。元に戻る方法も分からないし…。
土方十四郎
土方十四郎
ここで話すわけにはいかねぇ。
あなた

確かに。



近かった私の部屋に入った。
あなた

で、どうするの。

土方十四郎
土方十四郎
こっちが聞きてぇよ。

そりゃそうだよね。
あなた

なんか変なこと昨日あった?

土方十四郎
土方十四郎
それが、あんま覚えてねぇんだよ。
あなた

私も疲れててすぐ寝たしな〜。

土方十四郎
土方十四郎
とりあえず俺はお前としてお前は俺として元に戻るまで過ごせ。
あなた

トシ兄こそ、その体で犬の餌食ったりタバコ吸わないでね?!



犬の餌なんて食われたら私のイメージがぶっ壊れる。

タバコも未成年なのに吸ったらやばいよ。
土方十四郎
土方十四郎
あぁ。分かったよ。
あなた

元に戻る方法探してみるね。じゃあ朝ごはん無くなっちゃうから食堂へ行ってきます。




食堂にて___
朝ごはんをとって食べていると総悟兄が来た。

奴は感がいいので気おつけなければいけない相手だった。
沖田総悟
沖田総悟
土方さん、今日は犬の餌食わねぇんですね。
あなた

え、マヨネーズきらしちまったんだ。

沖田総悟
沖田総悟
でも冷蔵庫に入ってましたぜ。
あなた

な…マヨネーズなしで1日過ごすことによってマヨネーズ美味しさを再確認するためだ。

沖田総悟
沖田総悟
へー。


明らかに不自然だよね。やだよ、マヨネーズ食べたくないよ。

総悟兄はいつまにかどっかに行ってしまったようだった。


するとトシ兄が来た。
土方十四郎
土方十四郎
総悟にだけはバレるなよ。
あなた

分かってるよ〜。なるべく関わらないようにしないとね。

土方十四郎
土方十四郎
それよりこの件山崎に調べさせようと思うんだが。
あなた

なんで?

土方十四郎
土方十四郎
もしかしたら攘夷浪士どもの仕業かもしれねぇ。


これは誰かの嫌がらせだと言うことか…。

確かに無理な話ではない。

ターミナルのような建造物もあるわけだし技術的には可能なのかもしれない。
あなた

ザキくんに話してもいいかもね。

土方十四郎
土方十四郎
食べ終わったら俺の部屋に集合だ。
あなた

ラジャー。



ちゃちゃちゃっとご飯を食べトシ兄の部屋に向かった。
あなた

お待たせしましたー。


部屋に入るとトシ兄とザキくんがいた。
土方十四郎
土方十四郎
揃ったな。

ザキくんは少し混乱している様子。

てか、トシ兄タバコ吸ってる…。
あなた

ちょっとォォ私の肺汚すなァァ!!

土方十四郎
土方十四郎
これがねぇとダメなんだよ。

イライラされんのも困るけど…腐れニコ厨め。
山崎 退
山崎 退
副長本当に入れ替わっちゃったんですか?

と私に話しかけてきた。
あなた

いや副長そっち。

山崎 退
山崎 退
じゃああなたちゃん?
あなた

その通りだよ。

土方十四郎
土方十四郎
さっきから入れ替わったって何度言えばわかるんだ。
山崎 退
山崎 退
すいません。で俺は何を調べればいいんですか?
土方十四郎
土方十四郎
入れ替わってんのが誰かの仕業かもしれねぇっとこだ。
あなた

よし、今すぐにぶっ倒しにいこう。

土方十四郎
土方十四郎
まだ、誰がやったのかわかっちゃいねぇよ。
だから山崎お前調べとけ。
あなた

くれぐれも内密に…ね。

山崎 退
山崎 退
分かりました!!


と言いすぐに仕事へ向かった。
あなた

トシ兄の今日の仕事何?

入れ替わってるとはいえ仕事はしなければ行けないのだ。
土方十四郎
土方十四郎
大した仕事はないな。あなたは?
あなた

いつもどうり見回りくらいかな。
暇なら一緒に見回り行こうよ。なんかあった時どうしていいかお互いわからないし。

土方十四郎
土方十四郎
俺の体でドジられたら困るからな。
あなた

こっちこそ私の体でタバコとか吸われたらやだし。

土方十四郎
土方十四郎
じゃ、いくか。


今日も天気がいいしのんびり見回りをしていると__
神楽
神楽
あなたー!!
坂田 銀時
坂田 銀時
あなたちゃんと多串君じゃん。奇遇だね〜。
志村 新八
志村 新八
こんにちは。

万事屋の3人にあった。

あなた

神楽〜やっほー!!

土方十四郎
土方十四郎
おいお前っ!!

しまった!!入れ替わっていたのを忘れてた。

トシ兄が笑顔でやっほー!!とか言ったら絶対怪しまれる。

坂田 銀時
坂田 銀時
え?今やっほーっていったの多串君?
神楽
神楽
どうしちゃったアルか?


ほやきたよー。やばいですよー。
土方十四郎
土方十四郎
言わなかったけ、私声帯模写ができるの。
神楽
神楽
あなた声真似上手アル!!私のも今度やってほいしネ。
土方十四郎
土方十四郎
練習しとくね〜。


うおおおおぉさすが我らの副長フォロ方十四フォローだァァァ!!


私は思わずナイス!!という思いを込めていいねポーズを送った。


あなた

お、おい仕事中だ。サッサっと行くぞ。

ちょっとトシ兄っぽく言ってみた。
坂田 銀時
坂田 銀時
んだよ。つれないな〜。

お願いだからからまないで…下手なことしたらあとが怖いから。
あなた

こっちは忙しいんだよ。じゃあな。あなた行くぞ。

土方十四郎
土方十四郎
ああ。


小走りでその場を離れ公園へ。
土方十四郎
土方十四郎
おい、さっき危なかったじゃねぇーか。
あなた

ごめんごめん。

土方十四郎
土方十四郎
ったくよ。バレたらめんどくせぇだろ。


とイライラしながらタバコを吸い始めた。
あなた

おいィィィ!タバコ吸うなー!!

土方十四郎
土方十四郎
仕方ねーだろ。腐れ天パにあっちまったし、タバコも吸ってねぇからよ。


さっきフォローしてもらったし…
あなた

1本だけだよ。

土方十四郎
土方十四郎
そろそろ時間だし戻るか。
あなた

うん。



屯所へ戻った。
山崎 退
山崎 退
副長ー。あなたちゃん。
土方十四郎
土方十四郎
おー。なんか情報掴めたか?
山崎 退
山崎 退
はい。
あなた

本当に?!でもここじゃ人が居るからトシ兄の部屋に行こ。

土方十四郎
土方十四郎
そうだな。


というわけで部屋に移動!
山崎 退
山崎 退
やはり、攘夷浪士が関与しています。
一応奴らの拠点もおさえました。ここです。
あなた

おっ、意外と近いじゃん。

ここからなら車で20分くらいで着きそうだった。

なんとしても今日中に終わらせたかった。

自分の体が一番いいよね。それにお風呂にも入れないしね。

あなた

チャチャッと片付けて元に戻る方法を聞き出そうよ。

土方十四郎
土方十四郎
タバコもマヨネーズも摂取したいしな。
あなた

ってことで夕飯までには帰りマース。



急いでパトカーに乗り込んだ…。

私運転できないけどトシ兄その体で運転できるの?!

土方十四郎
土方十四郎
お前やっぱ小せぇな。
あなた

悪かったですね〜。


不便かもしれないけど運転ができないわけじゃないと思うんだけどね。


タバコを吸ってない上にマヨネーズも食べれてないトシ兄の運転は荒かった。

ようよコレ。

荒い運転に振り回されてると犯人がいると思われる建物に着いた。

土方十四郎
土方十四郎
行くぞ。
あなた

ハイハイ。


軽く返事をして建物にのりこんだ。


最初にいた見張りらしき人は雑魚と言ってもいいレベルだった。

防犯カメラなどがついていてボスの方にはバレてしまっているのかもしれない。

この建物もそんなに大きくないし人数的には余裕があると思う。

途中で何人も襲って来たがそこまで厄介な奴はいなかった。

あなた

何これ。雑魚しかいないじゃん。

土方十四郎
土方十四郎
お前が暴れすぎてるだけじゃねぇか?
あなた

トシ兄の体は私より筋肉量が多いから動きやすいのかも。



それに身長も高いから早く走れるし敵を見おろせるから相手の動きが読みやすいってのもある。


どうやらトシ兄は私の体では動きにくいのかな…笑。

気を使ってくれているのかなるべく傷や血がつかないようにしてくれているよう。

それぐらい余裕があるってことね。

いかにもボスがいそうな部屋を見つけた。

大きなドアを開けるとそこには数十人の攘夷浪士らしき人、それからボスそしてボスの周りには恐らく天人と思われる人がいた。


モブ達
出たな…真選組!!
モブのボスさん
どうやらお2人だけのようですね。
あなた

そうだよ。

あなた

御用改めである。無駄な抵抗はしない方が楽に死ねるよ?

実は「御用改めである」って言ってみたかったんだよね。

いっつもゴリ兄かトシ兄たまに総悟兄って私までまわってこないんだもん。

ていうかお腹すいたから早めに終わらそう。

沢山いる攘夷浪士を先に片ずけることにした。

先程と同様大したことの無い連中であった。

天人も戦えるようなやつはおらず、商人のようだった。

恐らくその天人が入れ替わるような怪しい何かを売ったのだろう。


モブのボスさん
くそっ、何をしている!!
そう言って非常階段から逃げた。

土方十四郎
土方十四郎
逃がすか…早く行くぞ。
あなた

ラジャー!!



私達も階段を駆け下りた。

船に乗って空を飛ばれたら厄介な事になる。

モブのボスさん
残念でしたね。それではごきげんよう。


ふふふも笑い船に乗り込もうとした。

私はトシ兄に合図を送り船を壊しに斬りかかった。
あなた

おい待てよ、クソ商人。

土方十四郎
土方十四郎
俺たちを
あなた

私たちを…

    『元に戻せェェェ!!』
そう言って船をぶっ壊した。

ボスを捕まえ屯所まで連れていき取り調べをすると、まだ薬は未完成らしく効果は1日ほどしかないとの事だった。

刑務所に犯人を送り一件落着。

あなた

ねぇ、お風呂入りたいよ。臭い。

土方十四郎
土方十四郎
俺が臭いみたいだろうが。今臭いのはお前のせいだろ。
あなた

さっぱりしたいの!!

土方十四郎
土方十四郎
俺だってタバコ吸いてぇんだよ。
あなた

これを機に禁煙すればいい…


そう言いかけた時視界が真っ暗になった。

しばらくしてめがさめた。
あなた

ん…何?


お?おおお?もしかして元に戻った?!

前髪ももうV字前髪じゃなくいつもの私。

それから服もいつもの隊服に戻っていた。

まだ目をつぶっているトシ兄を起こした。
あなた

ねぇ!トシ兄戻ったよ!!



ゆさゆさしていると目を開きかったるそうにあたまをかいた。
土方十四郎
土方十四郎
ん…戻った?
安心したのか長い溜息をついてタバコ吸ってくるはと言ってしまった。


おかえり私の体!!


🔹🔸🔹🔸🔹🔸🔹🔸🔹🔸🔹

舞衣さんいかがでしたか?

ご要望にお答え出来ていたら嬉しいです。

作者の勝手で土方さんと入れ替わりましたがまた何かありましたらコメント下さい。


読んでくださっている皆様。

リクエストぜひお願い致します!!

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