前回から続いてます。
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講習会が始まりとっつぁんが話し始めたが総悟兄は寝ていた。
トシ兄は煙草を吸っていた。ゴリ兄は大人しく聞いていた。
私はノートをとりながら聞いていた半分落書きだけどね☆
するとさっきの顔の長めのおじさんがトシ兄に話しかけていた。
子供って私の事?!
トシ兄の顔はイラッと💢マークか顔に出ている。
私に降らないでー!てか、佐々木サンていうんだ。
断る理由もなかったのでメアドを交換した。
すると早速「サブちゃん」からメールが来た。
「サブちゃんだお、よろしく(^o^)/」とあの見た目からは想像できない可愛らしい…メールがきた。
そんなこと言われても今までずっとそう呼んできたし…。
こうやって呼ぶのおかしいのかな。
確かにもう子供じゃないんだし、しっかり「局長」とか呼んだ方がいいのかな…。
佐々木さんの発言を聞いてトシ兄のイライラ度が上がった気がするよ。
すると佐々木さんの隣に座っている綺麗なお姉さんが振り向いた。
何やらもぐもぐ聞こえるけど…。
必死に言い返すトシ兄。
苦笑いで見守ってるけどのぶめって子からの視線が…凄い。
敬意を表してるって…完全にパシられるようにしか見えない…
その後も2人の言い争いは続いた。
ゴリ兄は2人をなだめるのを諦め、
総悟兄はまだ夢の中。
周りのお偉いさんが、めっちゃこっちを見てくるし
とっつぁんもそろそろ打ってきてもおかしくない。
いつもは注意する側のトシ兄も周りが見えていないのか見てないのか……
このどうしようもない状況の中講習会は終わり、
ついにとっつぁんが銃をかまえ、発砲。
と言い残して去っていった。
さすがに行かないと大変な事になるのは分かっているので
ささっと片付けて長官室に向かった。
廊下を歩く途中総悟兄はなんで俺までと言わんばかりの不満げな顔をしていた。
確かに1番静かだったけど…寝てたから。
ゴリ兄はちょっと泣きそう。前にもこういう事があったらしい。トシ兄が普段注意する側だけあって、暴走を止められる人は…いない。
すると前を歩いていた信女と呼ばれていた子と佐々木さんが足を止めた。
聞きたいことって…
さっき佐々木さんには自己紹介したけど多分この子聞いてなかったよね。
私もちゃんと自己紹介されてないし…。
oh......やっぱり聞いてなかったのね。
よろしくの挨拶は軽くスルーされた。
クールだな〜。
周りの皆も気になってかこっちを見ていた。
同じ…何が「同じ」なのかな。
トシ兄達も頭の上には?マークが浮かんでいた。
「私と同じ___だって事。」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。