そう言って相手コートにいる将ちゃんに向かってサーブをした。
まずはウォーミングアップという事でそんなに強くはサーブしてないが、ボールが帰ってこなかった。
なぜなら…
将ちゃんの顔面に誰かのビーチボールが当たってしまったからだった。
将ちゃんは…気絶しているようだった。
すると持ち主らしき人が走ってきた。
どうやらボールを当てたのは銀ちゃんみたいだ。
神楽のフルパワーのアタック受けたらこうなるよね…。
そう二人がいいあってる間にゴリ兄達は将ちゃんの手当をしていた。
いやなんでそうなる!?
そんなにビーチボールやりたかったのかな。
みんな賛成したのでビーチボール対決をすることになった。
そんな訳で
第1回夏だ、海だ、ビーチボール大会。
チーム万事屋VSチーム真選組
開催!!
サーブはチーム万事屋の妙姉さん。
姉さんのサーブはとんでもないスピードでゴリ兄の顔面にヒット。
ボールは宙を舞った。そこをすかさず私が上げて、総悟兄がアタック。
ボールは相手コートの線ギリギリに落ち、私たちの得点となった。
次のサーブはトシ兄。
相手は新八、銀ちゃん、神楽と繋ぎ帰ってきた。
強烈な神楽のアタックを涼しい顔をして総悟兄がとった。
ゴリ兄がトスを上げて私がアタックを決め…ようとしたがまさかの空振り。
コートに落ちる寸前何とかトシ兄が拾い相手コートに返した。
相手もスムーズに繋ぎボールがトシ兄の方に返ってきた。
トシ兄が、ひろおうとしたがそこにマヨネーズが飛んできた。
トシ兄はボールではなくマヨネーズを取りに行ってしまい、私達もフォローすることが出来ず相手の得点になってしまった。
審判のザキくんの方を見ると_
銀ちゃんは子供みたいに言い訳をし始めた。
2人の勢いに負けて今のはありになった。
そんなんでいいのかよ審判…と思いつつも気お取り直して次。
実力はほぼ互角、なかなか決着がつかなかった。
何度もラリーを続けるとチャンスボールがきたので私は思いっきりアタックを決めた。
しっかりと場所も狙ってとれないようなところに打ったはずだったが、取られてしまった。
姉さんの強烈なアタックが返ってきて点数を取られてしまった。
え、じゃあ私のアタックをとったのっていったい…誰?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。