第20話
13だよ?
『誰があなただって?あなた13だよ。』
さぁ、なんでこんなことしているかと言うと、松平のとっつぁんの娘さんのデート(?)を邪魔するためにゴリ兄と総悟兄と4人で来てます。
トシ兄は色々あるらしく今日は普通にお仕事してます。
面倒くさそうだけど、せっかく遊園地に来たし楽しんじゃえ!!
だとしたら最高!!最近遊べる日なかったしね。
ターゲットは3人。
まずはインテリ系きどってるメガネ野郎からじゃ!!
と、言っても殺したりするんじゃねえぞとトシ兄に停められてるのでメンタルを潰すのみ…そっちの方が面白そうだしね。
作戦はこう。
あー言う感じのダメガネは大抵ビビり、
「お化けとか科学的に有り得なくね」
などというセリフを言い頭良さそうな人を気取り始める。
女性が
「私は行きたいな〜。もしかして怖いの?」
などと聞くと
「そんなわけねぇだろ。涼みにでも行くか。」
というような呆れた感じでお化け屋敷に入っていき、
女性以上にビビるやつだ。
それだけでもカッコ悪いが、ハートをズタボロにするにはまだ足りない。
ターゲットがビビりすぎてお漏らしする所までが計画だ。
それを見れば栗子ちゃんも嫌がる。
お化け屋敷にて____
ターゲットを発見作戦にうつる!!
予想通り足がガクガクだった。
暗がりでゴリ兄みたいなのが話しかけてきたら怖いわ。
マジでゴリラだわ。
ターゲットも作戦どうり漏らしたし任務完了かとをもいきや…
栗子『大丈夫でございまするか?着替えを買いに行くでございまする!』
・・・え。
うわぁぁ忘れてた、あの子は脱糞したとしてもすぐに見捨てはしないってことぉぉぉ。
お化け屋敷から出て来たところを狙ってひたすら奴のメンタルを潰すこと。
もちろん栗子ちゃんにバレないように返送をして。
作戦開始___
とこのようにひたすら聞こえる声で馬鹿にし続ける。
男のメンタルはズタボロ。
インテリ眼鏡「お、俺調子悪いんで帰るわ…また誘ってくれよ」
と涙目で言いそそくさと帰っていった。
あと2人。
さすがとっつぁん!!
…て、ぇぇえええ
なんと男の人に銃を押し付けて脅してる…。
なんとも、大胆でシンプルな脅し…
男の人めっちゃビビってるし。
とっつぁんにしてはましだよね。
殺さなくてよかったよ、うん。
と言いつつも引き受けてくれるゴリ兄さすがです。
おーい。ほんとにこいつ警察か?
うーん。
栗子「暗くなってきましたし、そろそろ帰るでございまする。」
指差す方を見てみると、栗子ちゃんが告白されそうな雰囲気!!
最後まで話せなかった。
なぜなら…
男「栗子さん好きです。僕と付き合ってださい。」
栗子「ごめんなさいでございまする。」
いや、即答すぎぃぃぃ。
その間に栗子ちゃんは風のようにその場を去ってしまった。
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