「おめでとうございます。今から出るクリスタルの中から
好きな色3つ選んでください。そこに表示されるのがあなたの能力です。
えっ使えるか不安だって?説明ついてるから読めばいいのだよ。
何かあればヘルプを押してください、これで私からの説明を
終わらしていただきます。」
画面には、赤、青、緑、黄、黒、紫等など100色近くの
クリスタルが出現した。
「うわっめっちゃ色んな色ある✨何色にしようかなー」
優柔不断な私は、かれこれ30分近く悩んで
エメラルドグリーン、空色、紫色を選択した。
そして能力が表示された。
「エメラルドグリーンは、姿を消す能力。
空色は、4色の炎を扱うことが出来る能力。
紫色は、夜の間身体能力が飛躍的に上昇する能力。」
説明を読んで私はある程度の使用方法を理解した。
「街中でやって怪我さしても悪いし、
夜中に山の上の広場で使ってみよう。」
そう思いとりあえず寝ることにした。
夜中広場に行くと私と同じことをするために来ているのだろう。
手から剣を出したりしている人が居た。
「こんばんは、能力の練習ですか??
良ければ一緒にしませんか??」
「いいですよ!私は、紅と申します。
能力は何でも作り出すことが出来るという能力です。
お互い死なないように気をつけながら、1回
能力ありで喧嘩しませんか??」
「あっはい。いいですよ。
私の名前は、穂乃果と言います。
能力は4色の炎を扱うことが出来る能力です。」
私はあえてほかの能力は隠した。
「なら始めましょう。私から行きますよ!
剣創造!!」私は、初めての能力発動に
戸惑いながらだったので、3分で負けた。ちょっと悔しかった。
その日はそのあと3時間ほど練習して
なんとか扱いが慣れてきた。
そんなことをしながら
時が流れ能力配布から1ヶ月が過ぎた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。