第7話

◎この心臓がもうもたないよ
1,868
2018/10/13 11:38
…ここだ!
お昼ご飯を食べてから来たのは、原宿にあるクレープ屋さん。
テレビで見てからずっと来たかった場所。
澤田 涼
わぁ、すごい並んでるね
そうですね…
澤田 涼
よし、並ぼっか
良いんですか、これ確実に30分は
並びますよ
澤田 涼
良いよ、来たかったんでしょ?
…はい!
何この人優しすぎるでしょ。
澤田 涼
じゃあ、俺も行きたい所あるんだけどこの後行っても良い?
全然良いですよ、行きましょ!
澤田 涼
ありがとう
いえいえ、私も今付き合ってもらってるんで!
2人で楽しく話していると、30分なんてあっという間だった。
店員
ご注文お決まりでしょうか?
えーっと、じゃあ私はキャラメル
チョコバナナで!
澤田 涼
俺は…生クリームブリュレで
店員
かしこまりました
もしかして涼さん意外と甘党ですか?
澤田 涼
あっ、バレた?w
生クリームとか最高
分かります
澤田 涼
クレープめっちゃ美味しそうだね
そうなんですよ、だからずっと来たかったんです!
涼さんの意外な一面が知れたところで、クレープの出来上がり。
わぁ~、美味しそう…
澤田 涼
よし、一緒に写真撮ろ!
あ、はい!
え、涼さんと並んで写真なんか撮っちゃったら私の顔の大きさがバレてしまうではないか。
まぁ涼さんと写真撮れるとか願ったり叶ったりだけども。
澤田 涼
いくよ~!
はい、チーズ!
パシャッ
澤田 涼
おー、綺麗に撮れてる~
涼さんと並んで写真とか恐れ多くて
冷や汗かきますね
澤田 涼
何言ってんの、俺だってあなたちゃんの隣とか美しさが違いすぎて恐れ多かったよw
あ、涼さんが美しすぎるっていうことですねとってもわかります
澤田 涼
いや逆w
あなたちゃんって本当綺麗だよね
…何言ってるんですか////
澤田 涼
あ、照れた?w
照れてないですってば////
澤田 涼
顔真っ赤だけど?w
涼さんの目がおかしくなったんですよ
澤田 涼
ひどw
そんな楽しい会話をしていると、いつの間にかクレープを食べ終わっていた。
澤田 涼
じゃあ、俺の行きたい所行っても良い?
はい、行きましょう!















少し歩いて辿り着いたのは、Eveさんのライブ会場だった。
あれ、もう入るんですか?
開場時間6時ですよね?
まだ2時ですけど…
澤田 涼
入るんじゃなくてね…こっち!
涼さんに手を引かれ、連れて行かれたのは…
関係者入口??
澤田 涼
そうだよ~
え、関係者じゃないんですけど…
バリバリ一般人なんですけど…
澤田 涼
大丈夫
そう言って、涼さんは少し悪そうな笑みを浮かべた。



















澤田 涼
俺が関係者だから
涼さんがリュックからカードのようなものを取り出し、それを扉の横にあった機械にかざす。
すると、扉がガチャッと言って、開いた。
澤田 涼
ほら、入るよ
え、でも、私 関係者じゃないですよ!?
澤田 涼
良いの良いの、俺の付き添いってことで!
そう言って、涼さんに無理やり連れて行かれた。
しばらく歩いてから、ある扉の前で涼さんが立ち止まった。
澤田 涼
Eveくん~、入るよ!
Eve
べだくん!どうぞ~
え、べだくん?
脳内が『?』で埋まっている中、涼さんが扉を開けた。
そこにいたのは、






























































Eveさんっ!?

プリ小説オーディオドラマ