お昼ご飯を食べてから来たのは、原宿にあるクレープ屋さん。
テレビで見てからずっと来たかった場所。
何この人優しすぎるでしょ。
2人で楽しく話していると、30分なんてあっという間だった。
涼さんの意外な一面が知れたところで、クレープの出来上がり。
え、涼さんと並んで写真なんか撮っちゃったら私の顔の大きさがバレてしまうではないか。
まぁ涼さんと写真撮れるとか願ったり叶ったりだけども。
パシャッ
そんな楽しい会話をしていると、いつの間にかクレープを食べ終わっていた。
少し歩いて辿り着いたのは、Eveさんのライブ会場だった。
涼さんに手を引かれ、連れて行かれたのは…
そう言って、涼さんは少し悪そうな笑みを浮かべた。
涼さんがリュックからカードのようなものを取り出し、それを扉の横にあった機械にかざす。
すると、扉がガチャッと言って、開いた。
そう言って、涼さんに無理やり連れて行かれた。
しばらく歩いてから、ある扉の前で涼さんが立ち止まった。
え、べだくん?
脳内が『?』で埋まっている中、涼さんが扉を開けた。
そこにいたのは、
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。