第4話

◎僕に初めて見せるような表情
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2018/09/22 12:00
授業中もEveさんのことを考えていて、全然内容が頭に入らない。それが私の悩み。幸せな悩みだ。

そんな学校生活を送って、学校が終わるとバイトに行く。そういう毎日。

まぁ、バイト先ではイケメンで優しい先輩の涼さんに会えるし、学校では飛鳥と優くんに会えるから全然苦ではないんだけど。勉強以外。

バイト先のカフェに着くと、早速涼さんが話しかけてくれた。
澤田 涼
あ、あなたちゃん
涼さん!お疲れ様です
澤田 涼
ありがと、今日も頑張ろうね
はい!
本当にイケメンだな~、涼さん。
私もバイトの制服を着て、涼さんのいるレジへと向かう。
澤田 涼
あなたちゃんは今日も学校帰り?
はい、そうです
澤田 涼
うわ~、大変だねぇ毎日毎日
いえ!バイト楽しいですし大丈夫ですよ
澤田 涼
でも勉強とか大変でしょ?
…その話には、あまり触れないでください…
澤田 涼
あはは、あなたちゃん勉強できそうなのにねw
全然ですよ~、数学とかもう意味不明で…
澤田 涼
あー、数学は俺も無理
そうだったんですか、テストって何点ぐらいでした?
澤田 涼
18点(ドヤァ
それドヤ顔で言うことじゃないですってw
澤田 涼
え、そう?w
こんな楽しい職場にいられて、私って本当に幸せ者だなぁ。
お客さん
あのー、すみません
あっ、いらっしゃいませ!
ご注文お決まりでしょうか?
駄目だ駄目だ、そんなこと考えてる場合じゃない。
今はバイト中だった。
…では、この番号札の数字が呼ばれるまで座ってお待ちください!
澤田 涼
あなたちゃん、今 完全にお客さんのこと見えてなかったよねw
いや、それは、すみません
澤田 涼
結局 言い訳しないんだw
はいw
そう言って涼さんの顔を見ると、何かが私の記憶に引っ掛かった。
…そういえば前から気になってたんですけど、涼さんって誰かに似てる気がするんですよね
澤田 涼
えー、誰だろ
誰なんでしょう…また思い出したら
言いますね
澤田 涼
うん、楽しみにしてる
…誰だろ。この目元、何か見たことある気がする。
休憩時間、スマホで歌い手さんの画像を見ていて
思い出した。
…べだくんだ!
そうだ、涼さんの目元、べだくんにそっくり!
言いに行こうとすると、丁度休憩室に涼さんが入って来た。
澤田 涼
おー、あなたちゃん、お疲れ
あの!わかったんです!涼さんに似てる人!
澤田 涼
お、マジで?
この人なんですけど、歌い手さんの!
澤田 涼
…もしかして、InvaderT?
知ってたんですか!
この人大好きなんですよ~
あー、わかってスッキリしたぁ
そう言ったあと涼さんから何の反応もなく、見てみると、何故か顔を両手で覆っていた。
あ、え、涼さんどうしました?
澤田 涼
…いや、ちょっと、ごめん////
え、何で照れてるんですかw
澤田 涼
…いや、大好きって…///(小声)
ん?すみません、聞こえませんでした
澤田 涼
いや、大丈夫何でもない////
何か涼さんの様子が変だ。耳まで真っ赤だしw
イケメンでかっこいいけど、こういうところは可愛いなぁ。
あ、もしかしてべだくんという超イケメンに似てるって言われて照れちゃったんですか?
大丈夫ですよ、涼さんも負けず劣らずイケメンですから!
澤田 涼
…ありがと////
何でそんなに照れてるんですかw
店長
木崎さーん、そろそろ戻ってくれる?
あ、はーい!
じゃあ涼さん、行ってきますね
澤田 涼
うん、行ってらっしゃい////
涼さん、最後の最後まで照れてたなぁ。
可愛かったw

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