第17話

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2022/11/14 12:23
こうして、ライブは進んで行き、
いよいよ、最後のトークタイムに。

ローズあなたの下の名前「みんな。少し話したいことがあるんだけど、いいかな?」


「これから話すことはみんなに知って欲しい。だから、スマホで撮って流すのもよし、配信するも良し、ただしこの重要な話に限りだけど。」

「いい?」


観客「いいよ〜!!!」


「ありがとう!じゃあみんなスマホ準備して!」

「準備できた人は赤のペンライトを掲げてね!準備できてない人は青のペンライトをあげて!」

数分後


ローズあなたの下の名前「よし。まず、私たちは歌い手である前に、鬼殺隊という組織に入っています。」

「鬼殺隊というのは鬼を殺し人々を守る組織のことです。」

「鬼の主食は人間。良心の欠けらも無い。
太陽の光に弱く、晴れの日の日暮れまでは出てきません。そして鬼は日輪刀という特別な刀で、かつ首を切らないと倒せません。
また、藤の花にも弱く、首が切れない代わりに藤の花の毒で倒す剣士もいます。」

「なぜこんな話をするかと言うと、いつ鬼が出現するか分からないからです。
鬼のトップは少し前に、私たち鬼殺隊が倒しました。しかしいつ鬼が復活するか分からないのです。」

「私たちが死んだ後、皆さんが被害に会わないよう、最低限の自衛をして欲しい。そして影で戦う人がいるというのを知って欲しい。」

「そんな思いから話すことを決心しました。信じられない人もいるでしょう。理解しろとは言いません。ただしもしもの時の命の保証はしかねます。」

「全て頼るのではなく、自分から動けるようになって欲しいです。私たちからは以上です。」


「皆さん。私たちは今回のライブを持って活動を休止させていただきます。理由としましては、学校や部活動に集中したいからです。」

「必ず戻ってきますので待っていてください。それでは、また会う日まで。」


「「「「「フラワーピース。」」」」」
この時の様子は瞬く間に拡散され、夜間外出禁止令が出された。みんな理解してくれたのだ。








フラワーピースは3年後にもう一度復活し、世界中で活躍している。

時々、バレー部だった人達に会いに行っているとか。













𝐹𝑖𝑛.

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