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第5話

考え事【テオくん】
214
2018/06/09 11:33
«テオくんside»











さっき俺は人魚と話したんだ……



俺は、

伝説の人魚と話したんだ……








なんか、すごいな。






これって誰にも言わない方がいいよね!?








お母さん
あらテオ、おかえりなさい
テオくん
うん、ただいま
お母さん
どこ行ってたの?
テオくん



ほぼ2階に上がってしまっていて叫びながら答えた。






お母さんはきっと、

人魚と話したことなんて知らないんだろうなぁ。










っていうか、


またねと言ったものの…





そのまたねはいつなんだろ。







明日だとは思うんだけど。



テオくん
時間が問題なのよ
エートさん
なにお前
テオくん
いやぁ?


やっべ、


いんの忘れてた。






心の中で喋んなきゃ。









時間なぁ、


今日と同じ時間がいいのかな?



それとも朝の方が人いないから……




夜は危ないしなぁ…






まあ、

朝から行ってみようかな。







うん、そうしよう。


























テオくん
はぁぁ…
お母さん
どうしたの?ため息なんかついて
エートさん
らしくねぇぞ


さっきから俺はため息をついてる。




なぜなら、


明日が不安だから。






朝から行って朝現れずに、

夜になったら?




意味無いじゃん。







まあ、

そんな時間もじんたんのためだったらいんだけど。




テオくん
ふふっ…
お母さん
何よ、次は笑って
エートさん
キモいぞ
テオくん
そんなこと言うなよ!


ご飯を食べてから俺はすぐに寝た。



早く寝て早くじんたんに会いたい。





そんな気持ちが俺の本能を動かせた。







布団の中で眠りにつくのを待った。




中々眠れなかったけど……















その日はじんたんの夢を見た。





じんたんが普通の男の人になって、

一緒に砂浜ではしってる。















byかるらー((終わり方がっ

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