私が泣いている間



佐藤はずっと背中をさすっていてくれた






















『ごめんね、勝利くん』



佐藤「いえいえ、笑」



『結局ジャニーさんに迷惑かけちゃったなー....』



佐藤「そんなことないです」



『え？』































私はこのときのこと、鮮明に覚えている
















佐藤「あなたちゃんのこと、良く思っていないファンの子もいると思います」



佐藤「だけど事務所の人、みんなあなたちゃんのこと大好きです」



佐藤「聡くんだって、マリだってもちろん」






































佐藤「俺もあなたちゃんのこと大好きです」



『........』




佐藤「だから....」






























佐藤「あなたちゃんのことは俺がずっと守ります」



『勝利くん...』



佐藤「だからずっとセンターでキラキラして笑顔で踊っててください」



『え？』

 














佐藤「俺、あなたちゃんのセンターのときの笑顔が大好きなんです、笑」











そんときの佐藤の顔は



自信に満ち溢れた顔だった













佐藤「俺も絶対あなたちゃんの隣で笑顔で歌いたいって夢を持つことができました」



佐藤「必ず俺があなたちゃんの横で歌います」



佐藤「だからそれまで待っててください」



『....うんっ！』



























このとき約束したんだ



勝利が私の横で歌う日が来るまで



私も笑顔でセンターに立ち続ける



















その後、松島と佐藤とマリと一緒にジャニーさんのとこにいってお願いしたんだった






















『ジャニーさん、もう一度私をセンターに立たせてください！』



マリ「僕たちからも！」



佐藤「お願いします！」











ジャ「松島、それでいいのかい？」



松島「もちろんです！僕もあなたちゃんの笑顔大好きですから！」



ジャ「そうかい」
















ジャ「あなた」



『はい』



ジャ「人生、いいことばかりじゃない。それを乗り越えてこそ完璧なスターだ」



『はい....！』















そして帰り際



ジャニーさんから言われたこと
























「Youにもいい仲間が出来たね」














私はこのとき



笑顔で大きく頷いた