私を抱き締めたオッパは私の耳元で言った
もう届かない所には行かないで
私達は固くそう誓った
もうずっとこの体制
そろそろ体がキツイ
いやなんで
長時間同じ体制なら痛くなるよ
え?
なるよね?
私だけかな?
そう言えばオッパはすんなりと離してくれた
なんて言い出すから恥ずかしくて否定したいけど本当のことだから何も言えない
でもオッパ
付き合ってから凄く甘くなった
なんていうか、特別扱いされてるみたいで気恥ずかしい
だからいいでしょ?
なんてお願いしてみる
前も言ったけど、オッパは上目遣いに弱い
嫉妬深いオッパはVライブで場所が離れてるだけで拗ねる
だから凄くオッパらしい条件だった
オッパが私を好きな限り
私たちの顔が少しずつ近づいていく
あ、キス……
時刻は18:00
晩御飯の時間だ
なんて会話と共にだんだんと足音が近づいてくる
わ、どうしよう
私はオッパを押し退け
完全にキスする気満々だったオッパから離れて扉へ向かった
押し退けられてびっくり顔から睨むような顔をしたオッパ
いや、それどころじゃないよ
誰かに見られるなんて恥ずかしいよ!
オッパはしばらく悩む振りをして立ち上がった
やった!なんて言いながら扉へ向かってくるオッパ
もう頭の中は食べることでいっぱいみたいな顔をしてる
よかった
さっきのことは気にしてないみたい
なんて呑気に考えて扉を開けようとする寸前
チュッ
首筋にキスされた
その言葉が気になって
その日のラーメンは味がしなかった
最後雑になってすみません💦
これでデートのお話は終わります!
また書きたくなって来るかもしれません笑
そのときもよろしくお願いします!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。