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第2話

始まり
26
2019/08/24 12:20
私は、小さい頃から暗いところが大嫌いだ。

理由は私の両親の躾方に問題があった。
母親
母親
コラ!!紗蘭!アンタは何でそんなことも出来ないの!呆れたわ……もういい!

倉庫の中に、入ってなさい!いいって言うまで出てくるんじゃないわよ!
母親はいつもそう私を叱り、倉庫と言う昔お父さんが使っていたアトリエに放り込まれていた……
紗蘭 5歳
紗蘭 5歳
嫌だ!!お母さんごめんなさい!!お願い!出して……
私は、何度も何度も扉を叩いて母親に訴えかけた。しかし、母親は私の声に耳を傾ける所か出掛けてしまった。
そのせいで私は、悪い事をしたら暗い場所に放り込まれると思っていた。
そしてもう1つ、暗いところが嫌いな理由があるそれは
???
嬢ちゃんまた、悪いことしちゃったの?
私には、見えてはいけないものが見えてしまうのだ。
紗蘭 5歳
紗蘭 5歳
お、おばけしゃん……紗蘭ね、また悪いことしちゃったの……
そう私が言うとそのお化け(?)は優しい声で
???
何をしたんだい?
と聞いてくれる。
紗蘭 5歳
紗蘭 5歳
お母さんの編み物のお手伝いしてたんだけど、編み方が分からなくて……怒られちゃったの
???
そりゃぁ大変だったな。

なぁ、嬢ちゃん1回こっちの世界に来てみないか?
そう言っていつもおばけ(?)は、私を誘惑してくる。

そして……11年たってその声はきこなくなっており高校一年生になった私はその存在を忘れていた。
紗蘭  16歳
紗蘭 16歳
彩月ー!!一緒にかーえろ?
高校生になり、色々と私の環境は変わって行った。まず、あの母親が私一人を置いて家を出ていってしまった。
私が幼い頃から交際していた男と結婚したのだろう……
そしてもう1つ、彩月と言う親友ができたことだ。
彩月
彩月
おう!!いいよー。

あ、そうだ!帰りにタピオカ屋さん寄ってかない?
紗蘭  16歳
紗蘭 16歳
いいね!寄っちゃう!ついでに、洋服見てかない?
彩月
彩月
さんせー!なら、行こ
紗蘭  16歳
紗蘭 16歳
うん!
私と彩月は、高校からの付き合いと言えかなり仲がよかった……
___彩月と別れて___
私が彩月と別れた頃にはあたりが真っ暗になって月も見えていた
紗蘭  16歳
紗蘭 16歳
ありゃー……かなり遅くなっちゃった。はよ帰ろ
とフラフラといつもの帰路を辿っていると
紗蘭  16歳
紗蘭 16歳
あれ?ここどこだろ
来たことも無い小さな神社についていた。
紗蘭  16歳
紗蘭 16歳
えーっとなになに、『霧雲神社』?初めて聞く名前だなぁ……
私が、石に彫られていた神社の造られた理由を読んでいると
???
あれ?こんな所に人間が遊びに来るのなんて珍しいな
どこからともなく聞いたことのある声が聞こえた。
紗蘭  16歳
紗蘭 16歳
……おばけさん?
私が聞くとお化けは答えた。
???
あれ?君もしかして、あのアトリエの




次回に続く

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