あぁ、あれから何時間たったんだろう。

授業…サボっちゃったな…

この顔じゃ、受けれないしもう少し寝てよ








ガチャッ

？)ん？誰かいる

？)この子…どうして
     泣きながら寝てるんだろう
 
私)ん…だれ…？

？)おはよう〜

私)あなたは…成田優くん…

彼はかっこよくてよく笑う明るい人だから
人気者だ。

優)俺の事知ってくれてるの？
     ありがとう。君の名前は？

私)私の名前はあなたです。

優)あなたか〜。いい名前だね。

そう言って笑う顔は少し玲に似ていて、

私は涙が溢れた。

優)え…！？どうしたの？

私)大丈夫だから…

ギュッ

成田くんは私をハグしながら頭を

ポンポンしてくれた

その温もりに私はもっと涙が出て声を出して

泣いてしまった。


優)大丈夫、大丈夫。
     俺がいるから。





グスッ

優)もう大丈夫？

私)うん。ありがとう！落ち着いた！

優)なら良かった！
    …で、どうして泣いてたの…？

彼になら…話しても平気かな…

なぜか、そう思って私は成田くんに

今まであったことを話した。