ーエース視点ー
突然そう言ってグリムに現金をそのまま渡した。
はぁ!?
また、昼ごはん食べないつもりなの。
倒れられたら困るんですけど!?
そんな声は聞かずにどっかに走ってった。
あいつ…マジで…。
今から探しに行くとか、オレの空腹度が許すとでも?
お腹と背中がひっつきそうってまさにこのことか…。
半分冗談で言ってみる。
案外正論で返ってきそー。
嘘だろ!? そこ信じちゃうの!?!?w
デュースってもしかして頭悪い…?wwww
おもしろすぎでしょwwwww
まあ、そんなこんなでランチを食べ終わって移動する。
次の時間は確か、錬金術だったけ?
なら、魔法薬学室に移動しよっと。
実験着にぱぱっと着替えて魔法薬学室に向かってる。
中にはもうあなたは居た。
リビドだっけ?
クラスメイトの明らかに一番ヤバそうだったやつ。
言ってることとやってることの矛盾オンパレード。
常に持ってるノートの中身を見たものは脅されて子猫みたいになってるし…
フィナーレには……うん、やめとこ。
とにかく明らかに色々ヤバそうって噂されてんのに、
あなたはなんであいつと?
あいつら、どっか行くみたいだけど……。
オレの周りに居るやつ情報に疎すぎでしょ!
それに、めっちゃ猫かぶってるじゃんリビド!
いつももっとぐへへへみたいな感じじゃん!!
昨日もそうだったけど、もっと危ないオーラ出してたよな??
うーん、なんか嫌な予感がするようなしないような…。
というか、何だろ、それにアイツがあなたと居るのもやもやする。
そんなこんなであいつらは森の中へと入って消えていった。
オレ達は草むらに隠れたり木の陰に入ったりしながら
見つからないように追いかけた。
何やってんだこいつら…。
ずっと地面を見て草むらに来たらかき分けて何かを探してる。
そんなに大事なものをなくしたの?
それに、一番気になるのは………
リビドとあなたはどういう関係なんだよ!!!
ちくしょう!!
オレは急いで、音を立てないように低木に身を隠す。
あっぶね……。
あ、会話聞こえる。
そう言ってあなたがオレの隠れてる低木の前にかがむ。
そして、オレに気づくことはなくなにかを取って立ち上がる。
びっくりした〜〜〜!!
急に来んなよ!!!
てか、テンション高っ!?
そして、走ってリビドのところに走ってく。
え? 今何つった!? キノコ?
あなた……。
やっぱ、お前、ツンデレだよな〜!
はっきり言えばいいのに〜。
はっ、リビド!!
オレ達の勝利!!!
フラれてやんの〜!!!
オレとは付き合いの長さが違うっての!!(約2日差)
そう言ってオレらはこっちに来たときと同じように
出来るだけ音を出さず、見つからないようにして魔法薬学室に戻った。
うげぇぇぇぇ…疲れた…。
てか、ただのキノコ刈りかよ…?
頑張り損した!!!
これ以上リビドが関わることがないといいんだけどな〜。
はぁ…。
ー僕視点ー
やっとキノコ採集も終わった。
このリビドって人、すっごいいい人に見えるけど、めちゃくちゃうざいな…。
今までの記憶の中に居なかったし、別に重要な人物じゃないでしょ…。
僕は魔法薬学室に戻りながら思う。
後で、エースたちに話そ、このキノコ刈りの話。
……いやくだんねーw
改めて思えばそうなる。
うげ、鬱陶しいな…。
そりゃ、前回の記憶合わせて、NRCに染まりきってる僕には、
そのキラキラRSA系の人ははマジで苦手だ…。
ずっとニコニコしてるの、カリム先輩とは違ってなんか怖い。
どうせなら、もうちょっと離れててほしいと言うかなんというか…。
意地悪言ったら、離れてくれるか…?
うわ、ゾワって来た…。
もはや、愛想笑いってレベルじゃない。
もしかして間違えてNRCに来ちゃった感じの人???
RSAへのお帰り口はあちらですよ……。
突っ込むのも疲れてきた…。
早く戻ろ…。
少し歩く速度を早くする。
そう言って僕は魔法薬学室に先に入ってエース達を探す。
奥の方に居るみたいだ。
とにかく早くリビドから離れたい。
エースはそういいつつもすごく嬉しそう。
やっぱり実はツンデレだよな? いいね(?)
言った瞬間に入ってきた。
喋っていた生徒たちも多少は静かになるが
まだ少し騒がしい。
そうして一気に静かになった。
僕達は全く動かずにそこに居た。
変に動いても迷惑なだけ。
邪魔にならないように止まっているのが一番いい。
そうして、長ったらしくもなく、
わかりやすい説明をクルーウェル先生はした。
簡単に言えば、体全体の力が少し強くなる魔法薬らしい。
握力で実験結果を見るもので、作ったものを手にかける前とかけた後
(飲むのは失敗したときに危険だから)
に握力を測定して結果がどうなるのかという実験。
材料も予め準備されている。楽ちんだ。
この授業も二回目だし、多分。
ある程度覚えてるよ。前回の記憶で()
…………デュースは…いや、グリムも…ダメか…。
エースは希望が持てる…ついでに僕も。
うん…。
僕はその声を後に手順通り、重さもきっちり測って三角フラスコに入れる。
色は正しいきれいな黄色に変わる。
そして、先にデュースが持ってきてくれていた握力測定器を思い切り握る。
そういいながら、エースは記録していく。
僕は握力測定器の数値を確認してみる。
…………20.3kg…?
強いのか、弱いのか、最後に測ったの小学生の時だからわかんね…。
といって、デュースが僕の手から測定器を取って針を元に戻して握る。
やっば、血液浮いてる……w
見てみると、49.4kg。
僕は、三角フラスコから、ピペット(?)で黄色の液体を吸い取って、
2滴手の甲に落とす。
僕は再び渡された測定器を持って思いっきり握る。
なんだか、さっきよりも力が出た感覚がした。
数を見ると測定器の針は58.4kgを指していた。
僕はエースの記録を見ながら、マジカルペンで用紙に書く。
マジカルペンで万年筆みたいな役割持ってるのか…。すごい。
あ、でも、鉛筆じゃないから消せないとか?
いや、魔法で描いたインクだから魔法を解除すればもしかしたら?
困ったときに聞くか。
僕は用紙を持って、クルーウェル先生の方へと歩く。
僕は、用紙を先生に差し出す。
僕はとりあえず、そのまま班に戻った。
そうして無事に手の効果も切れて、授業も終わった。
次の時間の移動をしないと…。
ーーーーー
切り方が下手くそで…(汗)
長くなりました…。
そして投稿遅くなってすいません(汗)
あなたさんの色を変えたのですがどうでしょうか?
これからも頑張っていくのでどうぞ、応援よろしくおねがいします!!
1,300↑👁🗨ありがとうございます!
リクエストやコメントを貰えるとものすごく嬉しいのでよろしくおねがいします!!
それでは、また!!
by作者
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。