第7話

前回と前々回の記憶
1,702
2021/04/03 08:48
⚠イグ編、ディア&グリム編のストーリーをオリジナル作成しております…。
 勝手な妄想となっておりますので、これから配信される本編とは全く違う可能性があります。
 現在5章途中まで配信されているので未来から見てくださる方はご注意ください。
 これはあくまでオリジナルの本編ストーリーを作っている二次創作となっています。
 以上のことをご踏まえ大丈夫だという方はご閲覧ください。
 また、不快な気分になってしまうかたがいましたら今すぐにこの小説を閉じていただき、回れ後ろしていただけると幸いです。
 by作者
 それでは本編↓
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 できるだけ脳内でまとめてメモに書き込み始める。


ーーーーー
オーバーブロット=オバブロ と書く

前回と前々回はほとんど同じ展開
◯オバブロした人達
・リドル先輩
・レオナ先輩
・アズール先輩
・ジャミル先輩
・ヴィル先輩
・イデア先輩
あなた
(そして…)
・グリム

ーーーーー


 くそっ、目が涙が出そう…。
 今度こそ絶対に救ってみせる。

 次は、トリガーを書く。


ーーーーー
オーバーブロット=オバブロ と書く

前回と前々回はほとんど同じ展開
◯オバブロした人達
・リドル先輩  …エースのつまみ食い→違反者の増加によりユニーク魔法の使用回数が増え、ブロットが溜まる→エーデュースの決闘→卵投げられた→オバブロ
・レオナ先輩  …マジフトの参加者の妨害によりラギー先輩のブロット使用回数が増え、ブロットが溜まる→当日にハーツラビュル寮の5人と僕で計画を阻止→ラギー先輩の魔法石とレオナ先輩の魔法石の交換(推測)→オバブロ
・アズール先輩 …テスト期間になり契約者が増え、ユニーク魔法の使用回数が増え、ブロットが溜まる→僕とサバナクロー寮の3人で契約書を砂にする→オバブロ
・ジャミル先輩 …以前から計画していた寮長交代→オクタヴィネル寮の3人と僕で阻止→過度なユニーク魔法の使用→オバブロ
・ヴィル先輩  …VDCでのネージュに対する嫉妬→VDC当日にユニーク魔法によりネージュを殺そうとする→ルーク先輩やカリム先輩により失敗→自分に対する憎悪によりオバブロ
・イデア先輩  …オルトくんがビームのご発射により、オルトくんのことを悪く言う生徒が増え、ユニーク魔法の使用回数が増え、ブロットが溜まるポムフィオーレ寮の3人と僕、エーデュースで調査→オルトくんがモブなどによりついに破壊される→オバブロ
・グリム    …グリムが誰かのオバブロのたびに食べる黒い石(ブロットの濃縮体)→グリムの様子がおかしいと僕が気づく→ツノ太郎に相談して、観察することになった→そんな中、僕の帰る方法が見つかった→エースがオバブロ(原因不明、幸運にもすぐに止められた)→ディアソムニア寮4人とハーツラビュル寮4人、僕でオバブロを収める→グリムに僕が帰ることが伝わってしまう→今までの黒い石にと負の感情によりブロットが一気に溜まる→オバブロ→学園を破壊→半数がやられる→グリム本体が死亡→ブロットの化身が暴れてナイトレイブンカレッジでのみんなが…→僕も死んだ


ーーーーー


 ポタポタ
 あれ…涙?

エース
どうしたわけ?
泣くくらい辛いことなら相談しろっつーの。
デュース
…どうした!
……と、とりあえず、落ち着け……。
あなた
え……グズッ
いや、泣いてなんか…グスッ…ないって…ニコッ
エース
どの顔が言ってんだよ
とりあえず、涙ふけって。
 僕はハンカチを差し出された。
 でも、押し返す。
あなた
いいよ…ッグ
泣いてないから…ヒグッ
デュース
で、でも…
あなた
ありがと……ごめん
 僕は荷物を持って走ってその場から逃げ出す。
 どこへ向かったら良いのかもわからず、誰にあたったのかも見ずに走る。
 ダメなんだ。弱いところを見せたら、泣いてるところなんて見られたら…



 また、殴られる。


誰でもない視点
エース
ちょっ!
おいっ!!!!
デュース
待てっ!!
って行ってしまった……。
エース
くっそ、何があったんだよ!!
デュース
何か落としていったみたいだ…。
エース
ん?

…………なんだこれ…?
デュース
かなり書き込んでいるみたいだが…
何を書いているのかは全くわからないな…。
エース
オバブロ?
全くわかんねー。
デュース
それより、あなたを追いかけないと!!!
エース
って言われてもどこに走り去ったんだか…。
デュース
くそ、見失ったか…。
とりあえず、これはまた本人聞いてみるか。
エース
そーしますか!
んじゃー泣き虫あなたくんを探しに行くとしますか!
デュース
よし、探すか…。
そうだ、忘れるところだった。
おい、グリム!
グリム
ふな〜…どうしたんだゾ?
エース
あなたが逃げた。
グリム
ぶな゛っ!?
あいつもしかしなくてもどこに行ったのかわかんなくなったのか!?
デュース
まあ、そんなところだ。
エース
で、どこに行ったか検討つく?
グリム
いや、変なところにも隠れるから、どこに行ったのかわかんねーんだゾ。
デュース
隠れるのは大得意と……。
さあ、どうするか……。
エース
案外、チェリーパイとかぶら下げとけば来るんじゃね?
グリム
そんな簡単に来るならきっと苦労しないんだゾ。
デュース
お前は馬鹿か…。
エース
場を和ませる冗談じゃん!
てか、ほんとにどうするよ。
どこから探す?
デュース
図書室の中か、外か。
まずそこからだな。
エース
オレは外に出たと思うけど。
グリム
オレ様もなんだゾ!
デュース
じゃあ、外から探すか。
グリム、あなたが行きそうな場所知ってるか?
グリム
オレ様、あいつと会ってやっと1日たったくらいなんだゾ。
デュース
じゃあ、エースは…
エース
オレもパス。
半日目。
グリム
もー、分担して探すんだゾ!!!!
エース
それもそうだな。集合はどこにする?
デュース
確か、学園長室に16時から用事があるんだろう?
なら、ナイトレイブンカレッジ本校舎の入口前とかどうだ?
エース
りょーかいっ!
オレはあなたんところの寮の近く探してくる。
デュース
僕は、校舎内を…。
グリム
オレ様はグラウンドの方探しに行くんだゾ。
エース
はあ、面倒事をまーた増やして……。




僕視点



???ー昼



 思わず逃げてしまった。
 とりあえず、涙を拭う。
 はあ、ここは一体どこなんだろうか…。
 時間もわからないし…。


 一応建物内みたいだが……どこだろう?
 周りを見てみると3Aと書いている看板のようなものがある。
 これは本校舎内の廊下ということか。



廊下ー昼ー



 ここが何階かわかっただけでもいい。あとは今が何時かわかれば一番いいけど、時計はないみたいだ。

 諦めて学園長室へと向かう。早すぎても遅刻でも間に合えばいい。
 エーデュースには悪いけど今は少し、一人…というか顔を合わせないでほしい…。
 また泣いてしまいそうになるからダメだ。

 上へと向かう。階段をのぼる。

 人の気配は全くしない。とても静かな空間だ。
 元の世界ではこんな場所なかったな。



ーーー


 少し歩いて、学園長室に着いた。
 そして、ノックして開ける。
あなた
学園長! 失礼します!
学園長
あれ、あなたくんじゃないですか。
少し早いですね。それにとても大荷物ですね。
勤勉なのはとてもいいことです!
関心、関心。
あなた
まあ、色々と用事が終わったので…。
学園長
まあ、早いこともいいことです!
遅刻するよりも断然に!
そうだ、丁度いい…。
グリムくんとあなたくんの魔法ペンが完成したのですが、グリムくんは一緒じゃないのですか?
あなた
あっはは…。
エースとデュースと一緒にいます。
学園長
そうですか…。
なら、マジカルペンをあなたくんに、この私特製の首輪をグリムくんに差し上げます!
わざわざ首輪を作って渡すだなんて、私の優しさ底知れずじゃありませんか!
あなた
!!!!
ありがとうございます、学園長!
まあ、言っても僕、魔法使えるかわからないですけどね。
学園長
万が一魔法が使える用になったときのためと、このナイトレイブンカレッジ生である
証なのであまり気にしないでください。
もしかしたら、練習すれば出せるかもしれませんし。
あなた
それなら良いんですけど…。
 前回魔法を練習していた記憶がある。
 そして、その成果は全く無かったという記憶も。
学園長
まあ、あと20分くらい時間はあるので、ちょっとだけ練習してみますか?
といっても私は魔法教えるのは得意じゃないんですけどね。
あなた
お願いしてもいいですか?
本机に置かせてもらいます…。
 少しだけでも出せたら良いのに…。
 魔力量がどれくらいあるのかはわからないけれども魔力はあるらしいし。

 僕は借りた10冊ほどの本を机の上に置かせてもらって、グリムの首輪を内ポケットに入れる。
学園長
どうぞ。
魔法は、イマジナリーです。
想像力を働かせて、明確にその見た目や効果を脳内で具現化出来るかが大事です。
それでは、まず一番最初に水の塊を出してみましょう。
お手本はこれです。
 そういい手を振りかざすと両手くらいの大きさの水の塊が現れた。
学園長
それでは、やってみてください。
 僕はマジカルペンを両手で胸の前で握って祈るように想像する。
 目を閉じて、そこに水があるんだと想像する。
 小さな拳サイズくらいの水の塊がある。
 ふよふよと浮いている…。
あなた
水よ、僕の元へ集え!
 無意識に口からこぼれ出る言葉と同時にマジカルペンをギュッと思い切り握る。
学園長
うぉっと!!
成功しましたが、どれほど大きいものを想像したんですか!?
 僕はできるだけ集中したまま目を開ける。
 僕一人分入りそうなくらいの大きさの水の塊がそこにはあった。
 学園長室の床すれすれのところで浮いている。
あなた
え、僕魔法が……?
 嬉しくて飛び跳ねそうな気持ちを抑える。
あなた
拳くらいの大きさを想像しましたが……
想像よりも大きくなってしまいました…。
学園長
単にコントロールができないのか、魔力量が多いのか……。
まあ良いでしょう!!
まだ集中しておいてくださいね!?
学園長室を水浸しにはしたくないので…。
 少し想像して笑いそうになる。
学園長
じゃあ、次はその水の塊を消しましょう。
具現化できたなら次は消失させるのです。
次はそこに最初からないと思い込むのです。
お手本はこんな感じです。
 というとまた手を振りかざして次は水がどこか異空間へと吸い込まれるように
 渦を巻きながら消えていった。

 目を閉じて、僕も想像する。

 あのドラ◯もんの四次元◯ケットのように水を異空間にしまい込む…。
 元々ここにあってはダメな存在だから罰を受けて異空間へと吸い込まれる。
 どんなシチュエーションでもいいから異空間へと吸い込まれるように水は消え去る。
 そう一滴残らず。
あなた
水よ、僕の元から失せよ!
 また、無意識に口からこぼれ出る言葉を抑えずに、マジカルペンを両手でギュッと強く握る。
学園長
おお〜〜!!
お見事です!!
 僕は力を緩めて目を開く。
 水は一滴残らず消え去っていた。
あなた
っやったー!!
学園長
よかったです。
やはりこういうシーンはとても感動できます。
あなた
(どう見てもしてないでしょ…。)
学園長
それにしても不思議ですね…。
魔法の出し方が全く見たことの無い方法だったので。
やはり、あなたくんはイレギュラーと言って間違いなしですね!
あなた
そんなにさらっと言わないでくださいよ。
今すっごく感動してるんで…。
学園長
まあ、何がともあれ、魔法が使えるようになって私も嬉しいですね!
これで、グリムくんは…いえ、もう面倒くさいのでグリムくんとあなたくんは、
二人で一人ではなく、一人で一人だということを伝えてあげてください。
あなた
!!!!
ありがとうございます!!
 そうだった、すっかり忘れていた。
 僕が魔法を使えるようになったら二人で一人じゃなくても良くなってしまう…。
 学園長の優しさに初めて感謝した…。
学園長
ということで、魔法が使えるようになったので貴方を寮の寮長として任命します。
そして、寮服もデザインさえ作ってもらえれば発注しましょう。
ああ、なんて私優しいんでしょう。
 僕はあの寮の寮長に任命されたようだ。

 え? たしか、僕監督生になるんじゃなかったけ?
あなた
あ、でもあの寮の名前って何なんですか?
学園長
そうですね…。
自分で決めてもらっていいですよ。
今でもまた今度でも良いので教えて下さい。
 学園長が何やら机の中から、大量の紙束を出している。


 寮の名前?
 勿論決まっている。
 
あなた
オンボロ寮でお願いします。
学園長
わかりました。オンボロ寮…とてもわかり易い名前ですね!
あと、これが、寮長に渡している書類です。
できるだけ早めに目を通してくださいね。
あと、寮長は、寮長会議に参加しないと行けないので忘れないでくださいね。
周りの寮長が教えてくれるでしょう。
 うげえ…こんなに…。
 一体何枚あるんだか…。
 とりあえず、借りた本の上に乗せてもう一度本を全て持つ。
 明日は筋肉痛になりそうだ。
あなた
それじゃ、失礼しまs
学園長
ちょっと何帰ろうとしてるんですか!?
今からがその寮長会議なんです!
荷物は机の上に置いていて構わないので、とりあえず、ここにいてください。
もうそろそろ誰かは来るはずですから…。
あなた
あ、そうだったんですか…。
すいません…。魔法の練習ついでに本を軽くする練習をしてみます…。
学園長
ああ、そういうことなら!
しかし、魔法の使いすぎには気をつけてくださいね?
あなた
はい、オーバーブロットですよね…。
気をつけます。
学園長
!!
それをどこで…?
あなた
興味深い本があったので読んでいたらそこの内容に入っていたんですよ。
学園長
なんと勤勉で物覚えが良いのでしょう…。
将来有望です。
???
失礼します、学園長。
学園長
どうぞ。
リドル
2年のリドル・ローズハートです。
あなた
!!

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