残り……5周。
マジで死にそうなんだが??
これなら殴られる方がマシかもしれない…。
息ができない。
その言葉のとおりに一旦止まって、エースたちのところへ行く。
エースたちの近くで止まると膝からがくんと崩れ落ちた…。
足に力が入らない……w
ものすごく疲れたし、心臓はバックバク、全身汗だらけ…。
僕はデュースに合わせて呼吸を整える。
だんだんと落ち着いてきた。
僕は立ち上がってその場で足踏みをする。
まだ心臓は早い。
正直意識は朦朧としてる。
頭が空っぽだ。
ー誰でもない視点ー
目に光がないあなたが足踏みをしていた
あなたは考えているような素振りを見せる
足踏みをしながら
突然表情が明るくなった
ー僕視点ー
そう、全く思い当たる節がない…
けれども、深刻な表情をしてる。
なんなんだ一体。
さっきまで何も考えてなかったけど…何が起きてたんだ?
みんなが深刻そうな顔をしてた理由がそれか。
体育とかずっと見学だったからよくわかんないや。
明日の放課後のための食料の買い出しを…。
ついでに魔法の練習のために学園長のところに行きたいし。
そう言いながら歩いていった。
僕は地面に寝転がって、腕立て伏せを始める。
正直筋力は日常生活が困らない程度にしかない。
そもそもそんなもの必要なかった。
何かあったときのための知識と護身術以外はなにもない。
それ以上は求めたらダメな品物だった。
息を切らせながら返事をする。
現在3回目。
もう腕が死にそうです。
反論する前に、一旦寝転がる。
つ、疲れた。
傷が体操服によって見えないようにするために。
僕は5回ずつ休憩を挟んで腕立て伏せをする。
そうすれば、さっきみたいに疲れることはないだろう。
数分後
僕は一口だけもらった。
二人はクラスメイトと一緒に箒でおにごをしてた。
といってもそこまで速度は早くないが。
グリムもさっきと比べて上手に飛べるようになってるみたいだ。
だからたまにするその表情は何なんだ!
どうして顔を赤くする!?
はああ、とりあえず、バルガス先生に報告行くか。
やっぱ鬼畜だ先生。
僕は箒に乗ってふわりと浮かぶ。
デュースはまだぎこちないけど箒で浮かぶ。
そして、エースたちが居る上空へと向かった。
ははは、ここにハゲという文化がなくてよかったな。
ちょんまげっていうのもなさそう。
数分後
ということで、おにごをしていた。
なんなんだこの授業。
最初だから緩いみたいな感じなのか??
魔法を一旦解除した。箒は落ちる。
地面スレスレで魔法を発動させる。
もう慣れてきた。飛行術に限るけれども。
そして、また上昇してうまいこと鬼を避ける。
飛行術でもう誰にも負けない。
そう、僕は”一番”でないといけないから。
バルガス先生はそれだけ告げるとグラウンドで一人筋トレを始めた。
次の授業があると思う。
僕たちは着替えながらそんな会話をする。
本当に疲れたな……。
明日は筋肉痛になってそうな勢いだな……。
制服に着替えて教室へと戻る。
HRが終わり…(小説の力)
まって、今日こそつまみ食いをするかもしれない…!
僕はとあることを思いついた。
ふっふっふ…。
これで成功すれば、きっと忘れ物をしても強い。
僕はマジカルペンを手にとって、イメージする。
そう、とても強く、成功させるために。
僕の部屋の中の机の上にある、ハートの女王の法律の本を想像する。
うん。完璧に思い出せた。
それをここに瞬間移動させれば……。
ポンッ!!
という音がなって、目の前に本が現れる。
うん。メモが挟まったままだから僕の部屋にあったやつだ。
それをエースに渡す。
僕は学園長室へと向かう。
魔法の特訓へ…。
学園長は歩き始めた。
と思ったら振り向いて手を出してきた。
僕は手を差し出して学園長と一緒に光りに包まれる。
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リクエストなど受け付けてたりします!!
コメントやハートいつもありがとうございます!!
いつも読んでくださる皆様には感謝です!!
ありがとうございます。
そして、これからも本作をよろしくおねがいします。
by作者
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!