第3話

出会い②
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2020/03/06 06:31
少し休憩するため1階に降りて、ジュースを飲みながらソファーで携帯の電源を開いた。

インスタとか色々見てたら階段を降りる音が聞こえてきた。

あれ?もう帰るのかな?

リビングにお兄ちゃんと翔太先輩がやって来た。

蓮「あなたー翔太先輩帰るから送ってくるわ」

もう帰っちゃうんだ。寂しいなぁ。

あなた「分かった。気をつけてね。」

すると翔太先輩が私の所に来て頭をポンと撫でた。

翔太「あなたちゃんの受験が終わるまで邪魔しないから、終わったらご褒美に好きなとこ連れてってあげる。どこがいい?」

あなた「えっえと、その、考えてからでいいですか?」

顔が真っ赤になりながらも、翔太先輩にそう伝えると、翔太先輩の顔も少し赤くなった。

翔太「うっうん、いいよ。あと、今週の土曜にバスケの試合あるんだけど、受験の息抜きに良かったら来ない?」

あなた「えっ、行っていいんですか!?」

翔太「勿論!」

先輩からのお誘いが嬉しくて口角が上がりそうになったけど、必死に我慢した。

あなた「いっ行きます!絶対!」

翔太「ありがとう笑じゃあ場所とか詳しいことは後で伝えるからさ、LINE登録してもいい?」

あなた「あっはい!」

緊張で指が震えてしまう。

翔太「じゃあQRコード見せるからそれで登録して」

あなた「はい。」

追加ボタンを押し、携帯をポッケに閉まった。

翔太「じゃあ帰るね。」

あなた「はっはい。お気をつけて…」

翔太「ありがとう。じゃあバイバイ」

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