第24話

入学式
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2020/04/04 04:25
4月。待ちに待った入学式。

新しい制服を見に纏い、鏡の前に立った。
茶色のチェックスカートに黒いブレザーと赤いネクタイ。

楽しみだなぁ。

準備を済ませて1階に降りて朝食を食べた。

「ご馳走様でしたー!」

歯磨きを済ませ学校に向かう。

「行ってきまーす!」

家を出て学校までの未知を歩くと桜の花びらが散っていた。

春だなぁ。

鶯の鳴き声もするし桜や土筆も見れるし最高。

そんな事を考えてると学校が見えてきた。

まずはクラス表見るんだっけ。クラス表の前に行くと、陽葵が声をかけて来た。

陽葵「あなたー、おはよ!」

あなた「おはよ!陽葵ー」

陽葵「クラスもう見た?」

あなた「まだー。」

陽葵「そっか。同じクラスだといいなぁ。」

あなた「だねぇ。」

そんな話をしながらクラス表を見てると、自分の名前が見えた。

あなた「あっB組だ。陽葵は?」

陽葵「Aだったー」

あなた「離れちゃったね。でも陽葵特進かぁ凄いなぁ。」

この学校はA組が特進クラス、それからB、C、Dが普通クラスとなっている。

陽葵頭いいからなぁ。期末とか中間もいつも1位と2位にしかいなかったし。

陽葵「でもあなたと離れるのやだぁー」

と泣きながら私に抱きついて来た。

あなた「休み時間とか会えるし。それにお昼一緒に食べようよ!」

陽葵「でもあなた可愛いから他の男が近づいてきたら守れないじゃーん!」

いやいや、私に近づいて来る人なんていないって笑

あなた「そんな笑近づいてくる人なんて居ないよ笑」

陽葵「はぁーこれだから天然は。いるの!現に何人かの男があなたのこと見てるし。」

そう言って睨んでる陽葵の視線の先を辿ってみると、私の視線気づいた男子が直ぐに目を逸らした。

陽葵「心配だなぁ。あっ、いけない!」

陽葵が急に大声を出すから、ビグッとなってしまった。

あなた「どしたの?」

陽葵「新入生代表の挨拶の事で先生に呼ばれてたんだった!ごめんちょっと職員室行ってくる!」

陽葵新入生代表の挨拶もするんだ。
凄いなぁ。

あなた「行ってらっしゃい!私体育館向かってるね!」

陽葵「じゃあまた後でね!」

そう言って陽葵は去っていった。

体育館へ向かうべく私もその場を立ち去った。

体育館を探すためさ迷ってると、いつの間にか迷ってしまった。

もー広いんだよなぁ、この学校。

周りをチラチラ見回してると、誰かが声をかけて来た。

??「君どうしたん?迷子?」

後ろを振り向くと、パーカーの上からブレザーを羽織ったイケメンが私に話しかけて来た。

あなた「体育館に行きたいんですけど、迷っちゃって。」

??「あっ新入生か。なら案内したるわ。連いてき。」

関西の人かな。東京で関西弁聞くのってなんか不思議な感じ。

知らない高校生について行くと、体育館が見えてきた。

??「ここやで。じゃあ入学式頑張ってな!」

あなた「あっ、ありがとうございました!」

一緒に入らないって事は、先輩かなぁ。

あっ、名前聞いてない。まぁ、いっか。

体育館に入り自分のクラスと名前が貼ってあるシールの席に着いた。

そんなこんなで入学式が終わり、今日室で自己紹介等いろいろすると、あっという間にLHRが終わった。

その後は陽葵と一緒に寄り道しながらかえった。

翔太先輩に会えなかったなぁ。

そういや、あの人結局誰だったんだろ。

大好きなパンケーキを食べながらそんなことを考えていた。