第30話

林間学校①
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2020/04/22 11:15

学校生活にも慣れたある日、阿部ちゃん先生がHRで林間学校について話し始めた。


毎年1年生になると行われるという林間学校。


山を登ったり、ご飯を作ったり、少し早めの肝試しやキャンプファイヤーをしたりといろんな行儀が行われるらしい。


今日はその行事の説明と班決めをするらしい。


先生は林間学校についての説明を分かりやすく教えてくれた。


亮平「とまぁ、林間学校についての説明はこれくらいだ。何か質問ある人ー?」


誰も手を挙げないので、先生は話を進めた。


亮平「ないなら次は山を登る時やご飯を作る時の班決めをします。先生くじ作ったから廊下側の席の人から引いてきてー。」


自由じゃないのかよーとザワザワし始めたが、「うだうだ言ってないではよ引けー」と阿部ちゃん先生が言ったので、黙々とくじを引いて行った。


私の番になり、箱から紙を1枚引いて中を見ると、3と書かれてあった。


班ごとに集まることになり、3のグループには



ラウくん
瀬田さん
溝口くん


の4人。


瀬田さんはいつも1人で本を読んでて、あまり人といる所を見たことがない。


溝口くんはラウくんと仲が良いらしい。


ラウール「わーい!あなたと一緒だー!!」


あなた「ラウくんはしゃぎすぎ笑よろしくね!」


瀬田さんは小さく「よろしく」と呟き、溝口くんは笑顔で「よろしくねー!」と返してくれた。


女子の友達陽葵ぐらいしか居ないし、この機会に瀬田さんとも仲良くなれたらいいなぁ。


ちょっとめんどくさいなぁと思ってた林間学校も、そう思ったら少し楽しみになってきた。


1泊2日の林間学校。翔太先輩に会えないのは寂しいけど、1年生最初のイベントだしいい思い出作れたらいいなぁ。