文章おかしくないかとか色々考えて、送信ボタンを押した。
好きな人とのLINEのやりとりってこんなに緊張するんだ。
どこ行きたいかも考えとかないと。
ディ○二ーとかのテーマパークがいいかな。
いやでも、ピュー○の方が先輩も楽しめるかな。いや、敢えて原宿とかぶらぶらするのもいいな。
とか色々考えるだけで楽しくなってきた。
先輩と出かける約束が叶うためにも、受験勉強に集中しなきゃ。
携帯をマナーモードに設定し、ペンを取った。
少し勉強してたら、扉がノック音が聞こえた。
母「あなたー、ご飯出来たから下に降りていらっしゃーい。」
あなた「はーい!」
もうそんな時間かぁ。私は一旦ペンを置き、一階へと降りて行った。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。