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第15話

1,079
2019/04/16 10:21
ころん(くん)side
僕は
あなたに忘れられて
少しの間
嫌いな勉強を続けてみた
でも
るぅとくんに
『ころん先輩っぽくないです』
って言われて
無理にでも前のように戻ろうとした
そんな時
声をかけてくれたのは
萌香ちゃんだった
あなたの次に美人だった子
萌香「ずっと前から好きでした」
こんなこと言わして
男なのに。
悪いけど
あなたを忘れるために
付き合おう
最低なのはわかってる
だけどこうするしかなかった
だから僕は
“愛してね”
なんて言っちゃうんだ
________________________________________________
私の名前は
“あなた”って言うんだって
私の顔には似合わない可愛い名前だな
私のこと知ってる子が教えてくれたんだ
私の知らない人に
“忘れて欲しくなかった”
って言われたけど
あの人は来なかった
変わりに違う人が来たんだ
“咲夜”
って人なんだ
私の事なんでも教えてくれて
初めての“キス”も教えてくれた
なんやかんやで
明日、退院出来るらしい
2週間、早かったなぁ
学校は退院してから1日置いていくことにした
__ 学校に行く日 __
私は全て忘れてしまっているらしくて
どの電車、何時の電車全部教えてもらった
学校も
制服の着方も
全部あなたが初めてだよ
私はあなたが好きだよ
だから
何もかもを
教えて欲しいんだ。
in学校
学校ついた時
クラスメイトらしき人達は
目を真ん丸くして
私を見つめてきた
そうして
あの日いらい
1度も顔を合わせることのなかった
斜め前の人の顔が
目に入ってきた
でもその人は
私なんかより100倍も可愛い
女の子と楽しそうにお話していた
そっか
あの言葉は嘘だったのかな
違う子がいるのに
私に手なんか出しちゃって
遊ばれてただけか、
私は
咲夜だけでいいや






ねぇ













咲夜





















もちろん






















愛してくれるよね?

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