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第7話

紅色の花 真相
疲れた様子で帰ってきた父親を横目で見ながら、私は自分で作った夕食を淡々と口に運んでいた。
花瓶には白くて一際大きく咲いたシロツメクサを生けてある。
父親はそれを見て部屋へと帰って行った。今日も夜勤で疲れたんだろうと思い食べ終えた食器を片付け、ベランダから庭へと続く窓を開けて外に出る。涼しい風が頬を撫でて、リビングの光に照らされたシロツメクサが輝いているように見えた。
明日は休日だし少しゆっくりしてから寝ようと庭を眺めながら思った。


数分後、父親が私が毎日あげてるシロツメクサの押し花のしおりを机に置き夕飯を食べ終えたのか部屋から出てきて私の隣に座った。

その時 ドクン と心臓が大きく鳴った。

父親が心配してこっちを向く。

私はいつの間にか手に持っていた刃物を父親「だった」男に振り下ろした。















聞こえなくなった男の声、私と刃物、シロツメクサは赤く光る液体で染まっていた。
白く澱んだ男の目には、私の目には赤く光るシロツメクサの花が見えた。
思い出した、私の母はコイツに、殺されたんだ。
私は知らず知らずに毎日シロツメクサをあの男に渡して、心の奥、深い深いところだとこの機会を待っていたんだ。
待っててね、お母さん … 今そっちに行くよ。

自分の腹に深く刃物を突き立てた。








シロツメクサの花言葉
『復讐』