第11話

作戦
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2019/11/02 11:16
???side

ここはどこだろうか

なにもみえないなにもかんじない
なにもきこえない

わからない

おれはだれだろうか

ここはどこだろうか

ずっとこのままよこたわっていたい

はずなのに

なぜかからだがうごこうとする

トントンside

俺の前にはコネシマ

...らしきバケモノがいる。

しばらく睨み合いになっている、
が。ふと気づいた。
トントン
こいつ...心臓部がないんじゃないか...?
オスマン
ほんとだ、そういえば見当たらないめぅ。
ゾム
ほんまやな〜、どうやったらええんやろか。
こいつは殺ることが出来ないのだろうか、

否、何か別の方法があるに違いない。
でも、どうやって?

とりあえずショッピ君に任せるしかないのか?

考えるより先に身体が動いた。

俺の自慢の"粛清剣"で
バケモノの足に斬り掛かる。

切れた感覚はない。
刃が少しかけそうな感覚がした。

ならば次は腕。

バケモノの回転かかと落としをひらりと躱し
怯んでいる隙に渾身の一振りをお見舞いする。

...切れた。

ここに居る全員がそう思っただろう。

実際腕が胴体から切り離されたのだから。


しかし、切れた腕は地面に落ちると蒸発し、
また新しい腕が生えてきた。
シャオロン
なんちゅう回復力や...
シャオロンがそう言葉を漏らすのも
無理はない。俺もそう思った。

直接取り押さえるしかないのか...

そう思っていると、
ゾムが何やら仕掛けている。

罠か?

一瞬ゾムに視線を落としたが、
またすぐバケモノの方へと戻した。

するとショッピくんが
ショッピ
あのクソ先輩...俺直接話し合ってきます...!
え?

あいつ今なんて言った?
ロボロ
正気かショッピくん!?
ゾム
何を言い出してるんやお前は...
この場にいる全員が困惑する。

だが、反対はしなかった。

自然と言葉が出る。
トントン
お前ら師弟揃って馬鹿やな...
まあ協力してやらんことも無いが。
ショッピ
師弟じゃないです!
絆の深い先輩後輩です...!
トントン
はいはい、そう言うには何か考えがあるんやろな?後輩くん?
ショッピ
...成功するかは分かりません。
それでも、いいですか?
トントン
問題ない。俺"達"に不可能はないからな。
ショッピ
心強いですね。
では、作戦の内容をお伝えします。
まず、ロボロさんが矢を沢山打って注意を向けます、そして俺達が不意打ちを仕掛けて先輩をダウンさせる、俺が先輩を説得させるということです。
ゾム
やってみる価値はありそうやな。
オスマン
久々に、俺も戦ってみようかな。
そう言ったオスマンの語尾にめぅはない。

いつものJKの雰囲気は無く、
まるでマフィアのように感じる。
ショッピ
じゃあ、作戦開始!
それぞれ一斉に動きはじめた。

ロボロが矢を打っている。

しばらく打っているとバケモノの視線はロボロへと向いた。

ロボロの所へ自慢の脚力で瞬間移動、

すると思いきやシャオロンが思い切り足を武器で殴って膝カックンさせていた。

シャオロンが怯んでいる。すかさずショッピくんが追い討ちをかけていく。

そこに俺とゾムも加勢し、ひたすら切った。

ダメージは与えられているはずなのに一向に倒れる気配はない。
オスマン
みんなどいて!!
その声で全員が散らばる。

するとオスマンは手袋を外していて
手から炎の玉を数発出した。

バケモノが小さな玉を蹴り返そうとするが
足に触れた瞬間バケモノが燃え上がる。

ものすごい威力だ。死んでしまったのではないかと心配になるほどに。

だが、バケモノはダメージを受けている様子だったが、何事も無かったように立ち上がった。

バケモノはこちらに気づき
俺達を順に蹴り飛ばしていく。

俺達は地面に倒れた。

バケモノはまだ攻撃してきそうだ。

もうダメなのだろうか...。
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はい、久しぶり。

どうなってしまうのでしょ...??

それはそうとちょっとやりたいことがありましてね...。
バンドリのフレンド募集ですね!

誰かなってくれないだろうか...

相互さんじゃなくてもOKです👍

ではまた次回。

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