第12話

支え
2,545
2019/11/03 00:34
ショッピside

俺達は地面に倒れた。

立とうとしても身体が動かない。
ロボロ
くっそ、こんな所で倒れる訳には...
俺はロボロさんに視線を向けた。



だが俺が捉えたのはロボロさんでも先輩でもなく、...立ち上がっていたゾムさんだった。

先輩の注意がゾムさんに向く。

ゾムさんが俺らに聞こえる声で
ゾム
俺に任せろ
と言った。

トントンさんは何かを察したのか
ニヤッとしている。

...俺を含むその他のメンバーは唖然としているが。

ゾムさんは先輩から離れたところで
先輩を挑発した。

先輩は単ju((ゲフンゲフンなのですぐに乗った。

先輩がゾムさんの元へ向かい
蹴りのポーズをとった。



だが、地面から生えてきた鎖に足を取られ
やがて全身に鎖が巻き付けられる。

俺は何が起こったのか理解できなかった。
トントンside

やった。

俺とゾム以外のメンバーは
何が起こっているのかわからんだろう。



さっき仕掛けていた罠だ。

あれは真上に来た敵を拘束する罠だ。

この戦いにぴったりだと言える。

ゾムはこの事態を予測していたのだろう。
流石、と言ったところか。
オスマン
ショッピくん!!!コネシマを今のうちに説得するめぅ!!!!!
オスマンの声が聞こえる。
俺たちの仕事は終わったも同然だ。

俺は静かに目をつむった。
ショッピside

オスマンさんの声で俺は不思議と立ち上がれた。

そして、先輩の元へゆっくりと向かう。

先輩は鎖から抜け出そうと全身を動かしている。
俺は先輩の自我に聴こえるように大きな声で言った。

ショッピ
このクソ先輩!!!!!!!!
先輩の頬を叩く。
続けて俺が言う。
ショッピ
どれだけ心配してると思ってるんですか!!!!こんな姿になってるし!!!!ほんとに!!!!先輩は!!!!!!!!...先輩は!!!!
自然と涙が溢れてくる。
???
.......ピク.........ウ
俺に応えるようにバケモノが言葉を発する。
ショッピ
先輩、聴いてください。俺は。先輩じゃないとダメな理由。やっとわかったんです。先輩と交した1つの会話。先輩は覚えてないと思いますが、俺があの時先輩の支えになりたい、先輩が支えになっている事をあの時からずっと変わらない想いです。他の誰かじゃダメなんす。やから...その...戻ってきてください。
バケモノの目には
涙が浮かんでいたような気がした。
???
ショッピ...クン.....アリガ...トウ.....ゴメンナ.....
俺はその声がはっきりと聴こえた。

次の瞬間、目の前が真っ白になった。
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今日も出しましたよ〜、軍パロ。
いやー楽しい。

実はお絵描き部屋でも
作ろうかな〜と思いましてですね、
そう。こう見えて私絵描くんですよ。


...下手ですけど。

ではまた次回。

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