ショッピside
俺達は地面に倒れた。
立とうとしても身体が動かない。
俺はロボロさんに視線を向けた。
だが俺が捉えたのはロボロさんでも先輩でもなく、...立ち上がっていたゾムさんだった。
先輩の注意がゾムさんに向く。
ゾムさんが俺らに聞こえる声で
と言った。
トントンさんは何かを察したのか
ニヤッとしている。
...俺を含むその他のメンバーは唖然としているが。
ゾムさんは先輩から離れたところで
先輩を挑発した。
先輩は単ju((ゲフンゲフンなのですぐに乗った。
先輩がゾムさんの元へ向かい
蹴りのポーズをとった。
だが、地面から生えてきた鎖に足を取られ
やがて全身に鎖が巻き付けられる。
俺は何が起こったのか理解できなかった。
トントンside
やった。
俺とゾム以外のメンバーは
何が起こっているのかわからんだろう。
さっき仕掛けていた罠だ。
あれは真上に来た敵を拘束する罠だ。
この戦いにぴったりだと言える。
ゾムはこの事態を予測していたのだろう。
流石、と言ったところか。
オスマンの声が聞こえる。
俺たちの仕事は終わったも同然だ。
俺は静かに目をつむった。
ショッピside
オスマンさんの声で俺は不思議と立ち上がれた。
そして、先輩の元へゆっくりと向かう。
先輩は鎖から抜け出そうと全身を動かしている。
俺は先輩の自我に聴こえるように大きな声で言った。
先輩の頬を叩く。
続けて俺が言う。
自然と涙が溢れてくる。
俺に応えるようにバケモノが言葉を発する。
バケモノの目には
涙が浮かんでいたような気がした。
俺はその声がはっきりと聴こえた。
次の瞬間、目の前が真っ白になった。
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今日も出しましたよ〜、軍パロ。
いやー楽しい。
実はお絵描き部屋でも
作ろうかな〜と思いましてですね、
そう。こう見えて私絵描くんですよ。
...下手ですけど。
ではまた次回。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。