???side
"アイツ"は死んだのか?
急に画面が真っ白になってしまった。
面白くなるところだったのに。
それにしても、あの紫の男、邪魔くせえな。
せっかく"アイツ"を仲間にできたのに。
やっぱり俺は"アイツら"が好きじゃない。
ロボロside
気付くと俺はベッドの上にいた。
見知らぬ天井、見知らぬ布団。
それが沢山並んでいる。
いくつかのベッドにあの場にいた全員がいた。
...コネシマも。
それにしても、どうやってここに?
俺は一瞬天国にでも来たのかと思ったがそうでは無いらしい。その答えは直ぐに分かった。
しんぺい神は俺がお気に入りなのか知らんけど
事ある事に俺に抱きつく。
俺は事の顛末を包み隠さず全て伝えた。
しんぺい神は、
とか呑気な事を言っている。
すると、1つのベッドの上の布団が動いた。
起き上がった人影は目付きは悪いがどこか優しい感じのする眼をしていて、1番の特徴は赤いマフラーをかけていることだった。
トントンはあの時のような威圧感はなく、
いつもの関西弁で話している。
そういえば、こうやって話すの久しぶりやな。
そう言ってトントンは少し微笑んでいる。
笑顔も久しぶりに見た。
チーノside
やばいもの見てしまった...
コネシマさんのバケモノ化に関する資料だ...!
これを報告すれば、兵器の完成に1歩近づく!
そう思っていた矢先。俺は床に倒れた。
最後に映ったのは黒い床と、
フードがついた黒いコートを来ている奴がいた。
しんぺい神side
あの後ゾムとオスマンとシャオロンと、あの紫の子は起きたんやけど
コネシマだけは起きへん...
あいつは一回寝たらずっと寝てるけど
流石にこれは寝すぎや。
かと言って身体に異常もないし...
こんな事は初めてやな...
コンコン
ノックがした。
ガチャ
ドアが空いて見慣れた金髪の男が入ってきた。
そう言ってグルッペンは不敵な笑みを浮かべた。
他に方法もないので言われるがままに貰った物を飲ませてみた。
すると...
コネシマが火を噴いた。
いつも通りの会話がある。
俺はそのいつも通りがとても嬉しく感じた。
とても。とても。
ショッピside
先輩が目覚めたと聞いた。
医療室に急ぐ。
あの姿、あの声、あの眼。
それら全てが、酷く懐かしく感じる。
俺の視界には、グルッペンさんとしんぺいさん、
そして、俺の...ずっと会いたかった人が居た。
俺はすぐにその人の元に行った。
そして、
頬を引っぱたいた。
こうやって先輩と過ごす毎日。
この一件でそれがとても大切なものになった。
これで暫くは平穏な日々が続く、
そう思っていたのに。
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チーノsideとしんぺいside初登場〜(*´σ꒳`)ウヘッ
んふふふふふふ続き気になっちゃうよね〜???
ここで終わりやねんでうふふふふwww
ごめんなさい調子乗りました
ではまた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!