駒が、揚羽に
[春に会わせてやろうか]と言って
1週間後
駒[失礼するよ~]
華屋
店主[いらっしゃいませ
お客様、どのような物をお探しで?]
駒[あー 2.3着着物を作りたいんでね。
それで、見せてもらいたくてね。
そういえば、春って誰だい?
教えてくれたら、5.6着分頂くよ。]
店主[あっ は はい]
次の日の朝
駒[おい、あんた春だろ]
春[あっはい]
駒[少しいいかい?]
酒場
春に酒をつごうとする駒。
春[あの、あんまり強くないんで]
駒[そうか]
春[あの話って?]
駒[オレは、蝋で主人やらしてもらってる駒た]
春[何か迷惑を]
駒[あぁー、困ってるよ。
困ってることを解決したいんだが、
お前のさんじゃないと無理なんでね。]
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!