第2話

chapter2
127
2019/02/25 08:32
優奈
葵 おはよー
優奈ゆな、おはよう
彼女は今の私のいつめん、優奈。
元から小学校が同じで、今さらに仲良くなった形になる。
あの日から、1週間が経った。
そういえば、今日国語のノート提出じゃない?
優奈
あー、そうだΣ( ´・ω・`)忘れてた
優奈は慌てて席に戻りシャーペンを持つ。
私は1人残され、ふと寧々を見た。

寧々は、一人席で読書をしていた。



私たちがこうなったのにも理由がある。

全て私の自己中心的な思考からかもしれない。
でも  それを認めたくなかった。
優奈
葵!手伝ってえっ
んー?いーよ
そこで、ホームルーム開始のチャイムが鳴った。
優奈
うっ、終わんなかった…
私自分の席に着く。
男子
うわぁー、山富今日も美人だわぁーw
男子
ほんとそれなぁーwww
山富というのは寧々のこと。
だが決して男子どもは真意で言っている訳では無い。

からかっているんだ。

だがそれも、男子に留まるものでもない。
女子
うわ、山富さん今日も来てるよ……
女子
ええー!、来なくていいのにwww
みんながみんな、でもないが 一部の女子も寧々を嫌っている。理由は、


寧々が他の人物より不細工だから。



子供というのは 人を見た目で決めつける理不尽な生き物である。

無論、私も例外じゃない。



私は 聞いていないふりをして前を向き直した。

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