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第1話

chapter1
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2019/02/25 08:00
アンタのこと、親友だと思ったことなんて1度もないから!
私は、追いかけてくる寧々ねねに背を向けて 言葉を投げかけた。
寧々
………、ごめん……
驚いて後ろを振り返ると、寧々は既に振り返って私と反対方向に歩いていた。
…っ!
言ってしまった。
けれど、後悔の念が無いことに 自分でも驚いた。

もしかしたら、私は本当に寧々のことがきらいなんだ、と。


















私達の友情は、この日終わった。
いや、元々 友情なんて 私たちの間になかった気がする。

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