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第10話

記憶
あなた

お母さん?今日もお見舞い行ってくるね?

お母さん
まだ、寝ぼけてんの?
お母さん
美咲はもうとっくのとうに死んでるの。
あなた

えっ?だって昨日はあんなに元気だったのに…

お母さん
あなた。妹は記憶喪失なんて嘘よ。記憶喪失なのは あなた、あなたなの。
あなた

私が、記憶喪失!?

お母さん
あの日妹はもうトラックに引かれて重体だったのよ。その後病院で亡くなった。
あなた

ぇ…だって、お見舞い行ったよ?

お母さん
それは、あなたが記憶喪失になったからよ。妹が死んだことを受け入れきれて無かったの。
あなた

でも、家族の記憶とか、思い出はあるし…あの事故だってきちんと覚えてる!

どうして?どうして?

記憶喪失は私!?
お母さん
あなたは怖くなって逃げたの。何もかも。だから、記憶も消して書き換えた。
あなた

だから、お母さんとの記憶が違って矛盾していた…

お母さん
そう記憶喪失はあなただったの、
あなた。
-----------------
記憶は塗り替えられることが出来る。
そして嫌な記憶や消したい記憶は、別の記憶にすり替えられる。
忘れられる。


だけれどそれが矛盾を呼び、逃げたくなってしまうことは、たくさんあると思う。
だからこそ、逃げずに真正面からぶつかって受け止めることが、1番大事だと思う。



家族の暖かい記憶は永遠に生き続けること、覚え続けることを願って。

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そらまめ
そらまめ
よろしくお願いします🙏💕 将来の夢は小説家です👍 初心者ですがイイネくれると嬉しいです✨
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