コンビニから帰る途中
樹は少し笑うと、すぐ表情を暗くした。
そんなことを話していると家に着いた。
あなたは震えている樹に気付き、手を握った。
あなたと樹は部屋に戻った。
樹 side
俺はやってないのに皆に疑われてしまった。
俺はやってないのに…
あなたが俺の事を必死に守ろうとしてくれてるのが伝わった。すげぇ嬉しかった。でも、あなたばっかに頼ってちゃダメだと思って、あなたに財布を取りに行かせて俺は皆と話してみることにした。
けど上手くはいかなくて、、、戻ってきたあなたにまた助けられた。
手を引っ張るんじゃなくて、繋いでくれた。俺が震えている時はすぐ気付いて繋いで、握ってくれた。
俺はそんな優しすぎるあなたに抱いている気持ちに気付いた。
その気持ちの名は…きっと 恋 だ。
あなたの部屋にて
暫くしてご飯を食べ終えた。
2人は、皆がいるリビングを通って洗面台に向かった。
樹は、あなたにハグしたまま歯磨きをしている。それをみた、慎、壱馬、北人は…
2人は、歯磨きを終えて部屋に戻ろうとすると…さっきの3人が行く手を阻んだ。
慎は樹を指さした。
3人の「攻撃」が収まったのと同時に、2人はそそくさと部屋へ戻っていった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!