第5話

うらさかのお泊まり⑤
4,007
2019/11/25 08:14
うらたぬきside
うらたぬき
ん…寝てた…
ってうわぁ!なんか横に寝てる…
まぁ泊まってんだから当たり前なんだけど
今何時だろ…と思い時計を見る。
時計の針は午前9時半を指している。
うらたぬき
(おはツイまで30分か…
アラームかけて二度寝しよ…)
本日は休日なので、おはツイは10時なのである。

そいえば布団に連れてってくれたのか。
あとで礼言っとかねぇとな。なんて思いながらゲームののことを思い出す。

テレビの方に目をやると、やはりゲームは片付けられていなかった。
うらたぬき
ったく…。
途中で寝たのも悪いけど片付けてくれてもいいのに…。
そう言いながら眠りへと再び落ちていった。
____30分後

ピピピピッピピピピッピピピピッピピピピッ…



うるさいアラームの音で目が覚めると10時になっていた。
うらたぬき
(ポチポチポチポチ…
ポチッとな。おはツイ完了。
あほの坂田。
ん…アラームうるさい…
あ、うらさん。おはよぉ。
うらたぬき
おう。おはよ。
朝ごはん作るんだけど何がいい?
あほの坂田。
米があればなんでもいいや。
それにうらさんのはなんでも美味しい。
あんな、うらさん、ご飯食べたら話すことあるんやけどええかな?
うらたぬき

いいけど。
米ね。お茶漬けにでもするか。
あと副菜は…(ボソボソ…
話ってなんだ?
俺昨日なんか言ったっけ。寝言うるさいとかかな…
いやそんなこといちいち言わないよな。
こいつも歯ぎしりうるせぇし。

えらく真剣な顔してたけど寝癖のせいで雰囲気ぶち壊れてたな…笑





切った野菜を盛り付け、炊けた米をよそう。
うらたぬき
(よし、できた。)
おい坂田、朝ごはんできたぞ。
そろそろ着替えて出てこい。
あほの坂田。
(ガチャ
お!めっちゃいい匂いする!!
わーやっぱ美味しそう。
てか絶対美味しいこれ!
食べんくても余裕でわかるわ。
うらたぬき
いや食べろよ。早く座れ。
いただきます。
あほの坂田。
いただきます!
勢いよく皿のものをたいらげていくのを見て顔が緩む。
こうやって美味しそうに食べてくれるとまた作ってやろうと思う。
うらたぬき
あ、そいえばお前。 
ゲーム片付けてないだろ。
運んでくれたのはありがたいけど、ちゃんと直してから寝ろよな。
あほの坂田。
ごめんごめん!
うらさん見てたら俺も眠くなってきちゃって…
うらたぬき
あとでやっとけよ。
俺掃除機かけられなくなる。
あほの坂田。
りょーかい!

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