うらたぬきside
今何時だろ…と思い時計を見る。
時計の針は午前9時半を指している。
本日は休日なので、おはツイは10時なのである。
そいえば布団に連れてってくれたのか。
あとで礼言っとかねぇとな。なんて思いながらゲームののことを思い出す。
テレビの方に目をやると、やはりゲームは片付けられていなかった。
そう言いながら眠りへと再び落ちていった。
____30分後
ピピピピッピピピピッピピピピッピピピピッ…
うるさいアラームの音で目が覚めると10時になっていた。
話ってなんだ?
俺昨日なんか言ったっけ。寝言うるさいとかかな…
いやそんなこといちいち言わないよな。
こいつも歯ぎしりうるせぇし。
えらく真剣な顔してたけど寝癖のせいで雰囲気ぶち壊れてたな…笑
切った野菜を盛り付け、炊けた米をよそう。
勢いよく皿のものをたいらげていくのを見て顔が緩む。
こうやって美味しそうに食べてくれるとまた作ってやろうと思う。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。