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第11話

隠蔽。
翔太
翔太
お邪魔します。
礼儀正しい彼、こういう所は好きだ。
私達は椅子に対面で座る。
まふゆ
まふゆ
何?話とは。
翔太
翔太
俺ら、自ら死にに行くつもりじゃん?
まふゆ
まふゆ
まぁ、まだ準備はできていないけど。
翔太
翔太
せめてでも悔いの残らないように
…死にたくない?
いきなりそう言う翔太くん…頭でも打ったのだろうか。
いつもと違う、おかしい。
まふゆ
まふゆ
ま、まぁ。
翔太
翔太
夢を作らない?俺らの夢。
死ぬのに夢なんかいる?
翔太
翔太
俺はね…死ぬまでに1回でもいいからバンジージャンプしたかった、1番高いヤツね?あれ怖そうだよねぇ〜でも、やりたいんだ。
バンジージャンプねぇ…なんでだろう。
まふゆ
まふゆ
そう…なんだ。
翔太
翔太
まふゆは?
まふゆ
まふゆ
ん、う〜ん。
いつもこう彼にはペースを持ってかれがちである。
翔太
翔太
あ!俺もう1個!歴史的な古い街にまふゆと旅行行きたい。
まふゆ
まふゆ
じ、じゃあ私は!歌手デビューして…
まふゆ
まふゆ
LIVEツアーしたい!!
翔太
翔太
LIVEツアー?
まさか歌手デビューしたところで、すごく人気が出るわけでもないと思うし、そう簡単でもないことだということも知っている。
しかも私はツアーをしたいと言った。
相当な人気と知名度、力がないとできないこと。
つまり今の私からは程遠い夢。
その無理な夢が叶わないと死ねない。
死ぬのが遠く先になるということだ。
翔太
翔太
いいじゃん!
まふゆなら、すぐ出来るよ!
翔太
翔太
そしたら、ツアーが無事出来たら。
翔太
翔太
死のうね。
時々彼は簡単に残酷なことを言う。
そんな彼も好きでたまらない。