無料ケータイ小説ならプリ小説 byGMO

第5話

珍しく静かな夜に。
02:14_
今日は珍しくアイツらは来なくて、安心しながら作詞を続けていた。
ココア片手に操作するこの時間が、私の安らぎの時間だった。
作詞も一段落し、息抜きにコメントの欄を漁る。
『まふまちゃん歌ってみたとかやってくれないかなぁσ( ̄^ ̄)?』
『この曲がお店で流れて好きになりました。mfmさんを好きになったきっかけです!!』
『まふまくんっていう神』
『まふまちゃんの作詞作曲した歌で嫌いなものありません。。世界観好きすぎ…』
『最高すぎる』
このMVは、2000万回再生された私の看板曲と言っていいMV。
こういうコメントを読むのも私は好き。
珍しく静かな夜に疑いもしないまま、私は重たい瞼を頑張って開け、ゆらゆらとベッドに行き、ダイブした。
肌とこの肌触りのよう毛布が触れるのが気持ち。
大きいベッドに1人寂しく、うずくまって眠りについた。
@@@
次の日_
まふゆ
まふゆ
今日も放課後家に来るよね?
翔太
翔太
うん。
ホームでゆっくりしていた私は、軽く淡い約束を学校で交わしたことを思い出し、丁度よく止まった電車に急いで乗り込んだ。
丁度、学生下校時間ということもあり、車内は学生で溢れていた。
すると、
『ねぇ。まふまちゃんの新曲聞いた?』
と可愛らしい声が小さく聞こえた。
近くの高校の女の子っぽい。
私は急に恥ずかしくなり、顔を下に下げる。
こんな私のこと知ってること自体に恥ずかしくて、本当の自分のことを知ったらどう思うのか不安だったから。
『聞いた!聞いた!いいよねぇ、本当好き。』
『 全部非公開だからめちゃくちゃ気になるけど、大学生らしいっていう記事みた!!』
『嘘〜、さすがに大人じゃない?26、7くらい〜?大学生であの語彙力は天才や。』
『女かなぁ〜?男?』
『男じゃないの〜??』
『気になる…自分の曲歌えばいいのに。』
まふゆ
まふゆ