第4話

一方通行の断片
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2020/11/16 11:00
晴夏と初めて喋ったのは、小学校3年生の時。
当時、伸ばしていた茶髪を高く1つに括るその姿は、未だあどけなさを残している。
『有紀ちゃんって呼んでもいい?』
『だって、私達友達だもん!』
『また一緒に遊ぼうね!』
そう言って、太陽のように笑う晴夏。
あの頃は、楽しかった。
でも、何時だったか、私達が太陽では無くなった。
何かを境に、晴夏は無邪気に笑わなくなった。
勿論、面白いことがあれば笑うけど、今までのように、皆を明るくさせる晴夏はもう居なくなった。
言葉を大事にして、自分からは発言せず、常に周りを見る。

晴夏は変わってしまったけど、別に悪いことじゃない。

キャラを変えたくなる気持ちはわかる。

それに、私達は友達だ。





だから、どんな晴夏でも私は好きだった。



































_______私は好きだった・・・・・・・

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