第14話

幸せ
73
2019/08/23 23:58
「私、徹くんの事が好…」


「待った!!」

「え?」



…萩野が、僕を好き?


深呼吸をする。

「僕に言わせて。 萩野、好きだ。」

「時々無駄にかっこいいのずるいよね。
…私も好きです、付き合ってくれるよね?」

そう言うと彼女は悪戯っぽく、幸せそうに笑った。

その笑顔が愛おしくて、美しくて。


「ねぇ!私のどこが好き?」

「優しい、努力家、美人…」

「やだ恥ずかしいっ!」

「萩野が言えって言ったんだろ…」

「だって素直に言うと思わなくて…
私のこと大好きってことは伝わったよ?」


苦笑する僕、照れ笑いの萩野。




萩野の強い部分も、弱い部分も、
支えていきたいと思った。



「ねぇ、徹くん!」

「ん?」

「私これから幸せなラブソング書きまくるから!
頑張って私のこと幸せにしてね?」

「幸せすぎて死んでも知らないよ」

「何それ、めっちゃかっこいいね!」






こうやってくだらない話をして
笑いあっていけたらいいな。

萩野からしたら当たり前のことかもしれないけど、
僕にとって萩野と過ごす全ての時間が幸せなんだ。

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