私たちは綺麗に花火が見えるであろう河原に向かう
その途中──────
先輩とはぐれてしまった...
人多いけど大丈夫だろうとか思ってた私が馬鹿だった...
腕を掴まれてしまった
ピタッ
不良の動きが止まった
不良達は退散して行った
緊張が解けたのか私は震えていた
ポンポン
先輩は私の頭を撫でてくれた
スッ
先輩は手を出してきた
ギュ
私はその手をしっかりと握り河原へと向かった
丁度河原へ着いた時
ヒューッ
ドン
花火が上がった
ピコン
携帯の通知音が鳴った
〜メッセージ〜
〜終了〜
嬉しくて泣いてしまった私を見て先輩はアタフタしてた。
そんな先輩の姿が可愛かった。
〜狗巻ルート完〜
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!