童磨side
もう、心に決めた。
俺は今日
玻璃に告白する。
もし振られたとしても、
この想いは、絶対に伝えるんだ。
可愛く笑って返事をする玻璃。
それだけでもう、胸がドキドキする。
ドキドキドキドキ
玻璃の手を引いて、月明かりに照らされた街に出る。
彼女の頬が少し赤いのは…気のせい?
それとも…
まさか。
そう言って、俺は懐から箱を取り出した。
白くて小さな手が、優しく箱を開ける。
チュッ
泣きながら抱き合う俺達を、月が優しく照らしていた。
NEXT
『この簪は、君の物だよ』
意味 江戸の方言で、結婚してください
アハッ、下手くそ☆
まだ続きますよ!
コメぷりーず!←おい
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。