第9話

第八話
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2021/05/12 00:53




童磨side












もう、心に決めた。












俺は今日



玻璃に告白する。



もし振られたとしても、



この想いは、絶対に伝えるんだ。













童磨
…玻璃っ!
玻璃
んー?

可愛く笑って返事をする玻璃。


それだけでもう、胸がドキドキする。

童磨
ちょちょっと、来てくれる?
玻璃
うん、いいよ!

 ドキドキドキドキ

玻璃の手を引いて、月明かりに照らされた街に出る。

彼女の頬が少し赤いのは…気のせい?

それとも…

まさか。



童磨
なんで呼んだかっていうとね、
童磨
これを、渡したかったんだ。

そう言って、俺は懐から箱を取り出した。
童磨
はい、どうぞ。
玻璃
ありがとう!開けてもいい?
童磨
勿論。

白くて小さな手が、優しく箱を開ける。
玻璃
…これ、簪?
玻璃
綺麗…!
童磨
…この簪は、君の物だよ。
玻璃
…!
玻璃
その、それって…
童磨
うん。
童磨
玻璃、俺と結婚してください。
玻璃
っ…ポロポロ
童磨
っ、ごめん…!
嫌だったよね、
玻璃
違うよ!嬉しいの…!
童磨
!!
玻璃
ありがとう…!




  チュッ




玻璃
!?/////
童磨
俺の方こそっ、ありがとう…!




泣きながら抱き合う俺達を、月が優しく照らしていた。











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『この簪は、君の物だよ』

意味  江戸の方言で、結婚してください









アハッ、下手くそ☆

まだ続きますよ!




コメぷりーず!←おい







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